2024年9月に経済産業省によって、2023年の国内EC市場とインターネットおよびスマートフォンの利用動向などに関する報告書(電子商取引に関する市場調査報告書)が公開されました。 2024年9月発表の報告書によると、2019年末から続いている新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる影響で、それ以降EC化率が大きく伸長しておりましたが、2022年以降は鈍化傾向がみられ、2023年のBtoC物販系分野のEC化率は「9.38%」にとどまりました。 EC化率とは、すべての商取引においてEC(電子商取引)が占める割合を示す数値で、産業(または事業)全体のEC事業の動向を把握するための指標となります。 2023年のBtoC-EC物販系分野の食品産業(食品・飲料・酒類業界)のデータを使用して、もう少し詳しく見てみましょう。 ■2023年のBtoC-EC食品産業(食品、飲料、酒類業界)のEC化率 2兆