第1回:「宮脇理論の矛盾」について 宮脇理論批判 鹿糠 耕治(2004/6/19) 人選を間違えた 基調講演者宮脇氏はこのシンポジウムにもっとも相応しくない人選であった。たしかに、 その土地々の植生を考慮した植林、植栽のあり方を示し普及させたという意味で、宮脇氏 の成し遂げた業績は小さくない。そして植生回復が困難な場所で着実な効果を挙げている ことも事実であろう。しかし氏の得意分野は「砂漠」や皆伐や盗伐により「破壊された熱 帯雨林」、新たに区画造成された都市公園、諸緩衝地帯、工場敷地のような更地や更地に 近い状態の土地に理論上の極相林を出来るだけ短時間で作り出そうというものであり、国 家事業とか大都市のインフラとしての緑地作りというようなハード事業である。しかし 「極相林を目指す」というのは一つの選択肢ではあるが、絶対のものであるはずは無い。 宮脇理論の理論構成 宮脇氏の理論構成は、更地
アサザ基金ホームページの2011年6月10日記事に「帝国書院の「中学校社会科地図」にアサザプロジェクトが紹介されています。 」とあります。そこをクリックすると下記の紹介があります。 現時点でのURLはhttp://www.kasumigaura.net/asaza/01about/03media/book/index.htmlです。 (このブログを見て削除するかもしれませんが) 私の娘はまさしくこの地図帳を使っているので探したのですが、アサザプロジェクトの記載はありませんでした。不思議に思って帝国書院に問い合わせたところ、来年度に発行する地図帳の内容で、6月10日は検定に通った直後だったそうです。 まだ世に出ていない地図帳の内容を、なぜアサザ基金は知っているのでしょうか? 確認したところ、「茨城県資料ほか」として、小中学校のビオトープが霞ヶ浦流域に広がっている図があります。しかし茨城県は、
久しぶりに萌芽立ちの激しいシイの巨木を見る。ここは奄美。 萌芽立ちが激しいと言っても,この形状が本種では普通だと思う。学生時代,萌芽立ちの激しいカシ類の個体が毎木調査のプロットに登場すると,タグを付けるにも測定するにも煩雑(直径が微妙で直径巻尺とノギスの両方を持ち替えねばならないしともかく数が多い)。優占する林などでは苦労した。ブナ科のアラカシ,スダジイ/コジイ,マテバシイでも,混在すればお腹いっぱいという感じ。 樹木個体がこれだけ萌芽に投資するのは,ある意味不思議だったのだが,昨今のカシノナガキクイムシの伝搬の凄まじさを見ていると,むしろこれくらい投資しておかないといつ本体である幹がやられてしまうか,分かったものでないわけで,とても納得出来た。 カシノナガキクイムシは直系30cm(確認)以上の胸高直径を持つ菓子類の個体に潜り込み,潜り込む個体がどんどん増える形でダメージが進行して,やがて
忙しい方のためサマリー。 農作物の「品種」とは、遺伝学・分類学的な線引きが出来るものではなく、大雑把に言えば外見上の特徴で他のものと区別できる植物の集団を言う。 農作物の「品種」とは何だろうか?「品種」と言う言葉で括られる”もの”には実は科学的な実体は無い。より正確に言えば、遺伝学的には次のような様々な状態を一括りにしている。 -一つの品種がクローンである場合(果樹、イチゴ)、純系である場合(大抵のイネ、ムギ)、準同質遺伝子系統のセットである場合(コシヒカリBL)、自家不和合性のソバのように稔性に関する遺伝子以外がほぼ均一な場合、雑種第一代(F1、トウモロコシや多くの野菜)、遺伝的に必ずしも固定していない集団(多くの作物の在来品種)- 従って、品種とはどのようなものか科学的に輪郭線が引けない以上、法的に(無理矢理)輪郭線を描き出して他のものと区別することになる。日本の種苗法、アメリカのPl
ケナフを通して環境問題を考える学習会が5日、大井町立上大井小学校(同町上大井)で開かれた。5年生約70人が、CO2の削減や身近な製品に利用されている点など、ケナフの特性に理解を深めた。 ケナフは西アフリカ原産の一年草で、生育が早く二酸化炭素の吸収に優れているとされる。木材パルプなどの原料にもなるため、近年注目を集めている。 同校は環境教育の一環として、NEC湘南テクニカルセンター(同町西大井)の協力で、ケナフの種まきから刈り取り、加工まで一年を通して学んでいる。 この日は、同社社員が1年間で4メートル近く育つといったケナフの特徴を説明。ハンバーガーの包み紙や携帯電話にも使われていることを紹介すると、児童らは驚いていた。 森浦一翔君(10)は「いろんな製品に使われていてすごいと思った。育てているケナフが大きくなるのが楽しみ」と話した。
近年、ツキノワグマの大量出没にともない、多くのクマが捕殺されてしまっています。 大量出没は山の中の堅果類(ドングリなど)の凶作が主要な要因として考えられています。 そのため、ドングリ類を集めて山中に散布・配置するなどの活動が多く報道されています。 こうした活動については、 ・遺伝的攪乱を引き起こす ・生態系のバランスを崩す ・堅果中に本来生息していない虫などを移入してしまう ・本来生育していない樹種の実を移入してしまう などの悪影響が懸念されています。 本日、森林総合研究所から“広葉樹の種苗の移動に関する遺伝的ガイドライン”が発表されました。 これに基づいて、上記の遺伝的攪乱の可能性からドングリ散布について考えてみます。 遺伝子攪乱とは、また、何故それが良くないのか、はガイドライン中に詳しく書かれてありますが、一文にまとめると 他地域の集団から移植をすると遠交弱性を起こす可能性があり、その
多くの樹木は毎年同じように結実することはなく,年によって豊凶がある。 なかでもブナは結実の周期が長く,豊作年は5~7年に1回の間隔で訪れる。 東北地方から北海道渡島半島にかけて各地のブナ林で調べた研究によると,結実の豊凶はかなりの広範囲(例えば東北地方全域といった規模)で生じる。 ただし,地域的なずれも見られ、結実が同調する明確な区分はないと考えられている。 例えば,1990年や1995年は東北地方全域で豊作だったが,1992年は青森県など東北地方北部から渡島半島にかけての地域が豊作となり,一方1993年は山形県や秋田県など東北地方南部で豊作となっていた。 渡島半島でも1992年と1997年は全域が豊作だったが,1990年や1994年は一部の地域で結実することもあり,完全に同調してはいなかった。 投稿者: 黒松内町 日時: 16:26 | パーマリンク ブナは開葉に先立って開花する
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く