八百長ショックで幕内力士が激やせだ。大相撲の十両以上の関取で構成する力士会が26日、両国国技館で行われ、定例の体重測定で幕内35人中、実に6割に上る22人の関取が前回の測定から体重が減る結果になった。八百長メール問題で春場所が中止になり、調整不足や大量の関取が引退したことの精神的ショックが原因。体重は力士のコンディションをはかる重要な要素で、八百長問題が関取衆の体をむしばんでいた。 体重計に乗った大関・魁皇が表情を曇らせた。出てきた数字は164キロ。昨年12月に測定した前回の173キロから9キロも減った。「落としたくて落としたんじゃない。体がしぼんた気がする。こんなに減ると不安だ」。最近では記憶にないという160キロ台前半に肩を落とした。 魁皇だけではない。今回の体重測定では幕内力士で6割強の22人が前回測定から体重が落ちた。最大は安美錦と栃ノ心の10キロ減。5キロ以上も減った関取は8