ITproの編集者の方から「ITpro Watcherに登場してほしい」との要請をいただいた。「日経コンピュータで約8年間日本のSEのあり方ついて連載され,今も馬場さんのファンは多い。そんな方々のために書いて欲しい」とのことだった。 私は97年から日経コンピュータで,僭越ながら日本のIT企業のSEや情システム部のSEのあり方について言及してきた。そして「SEは技術馬鹿になるな,お客様や利用部門から頼りにされ信頼されてこそSEの存在価値がある」と主張してきた。図1と図2に示したのが,私が説き続けてきた「目指すべきSEの姿」である。 約8年間,日本のIT業界のSEやコンサルタントや情報システム部のSEのあり方について語り続け,少しは世論を動かすことができたのではないかと考えている。そして「その通りだ。自分もその姿を目指そう」と感じていただき,頑張っておられる方も少なくないと聞く。経営者や人事・