こんにちは! 漫画家兼イラストレーターの新里碧(にっさとみどり)です。 現在上野の東京国立博物館で開催中の特別展『古代メキシコ —マヤ、アステカ、テオティワカン』のレポートをお届けします! (イラスト内:「鷲の戦士像」テンプロ・マヨール博物館) 前15世紀から後16世紀まで3,000年以上にわたり繁栄したメキシコの古代文明。 厳しい自然環境の中で築かれた文明は、いまだに多くの謎に包まれ、その独自の世界観と造形美は人々を魅了してやみません。 まずは、古代メキシコ文明についてざっくりと。 ここで言う、古代メキシコ文明とは、メソアメリカと呼ばれる地域(北アメリカ大陸と南アメリカ大陸のつなぎ目にあたる、現在のメキシコ、グアテマラ、ベリーズを中心とした地域)で、栄えた文明のことを差します。 ちなみに、マチュピチュで有名なインカ文明よりも3,000年ちかく前からメソアメリカでは文明が栄えていたとされて