先日発売され、大きな話題を呼んだiPhone 5。CPUがA6チップになり、メモリが1GBに増え、LTEにも対応するなど全体的に高速化が図られているが、もう一つ筆者が個人的に興味を持っていたのが"カメラ性能"である。 3Gの頃はお世辞にも使えるとは言いがたかったiPhoneのカメラだが、代替わりするごとに大幅に強化され、4Sでは普段使い程度なら十分な性能を持つまでになった。となれば、iPhone 5になったことでカメラがどれほど向上したのか、期待が膨らむというものだ。 ……と、そんなことを思いながらAppleの発表会を見ていたのだが、カメラに関してはまさかのスペック据え置きであった。画素数も800万画素のままである。たしかに画素数をやみくもに増やしても容量を食うだけだし、レンズやセンサーとのバランスを考えれば800万画素で十分ではあるのだけど、うーん、なんだかちょっと拍子抜けだなあ。 だが