Profile 1942年北海道札幌市生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。三重短期大学教授を経て、1983年から札幌大学教授(哲学・倫理学)。哲学こそ森羅万象を対象にする雑学=好奇心=教養の学であるという立場を貫き、哲学をわかりやすい語り口で伝えると同時に、評論活動も精力的にこなす。2012年退職。札幌大学名誉教授就任。近著に『こんな大学教授はいりません』、『日本人の哲学1 哲学者列伝』(ともに言視舎)、『理想の逝き方 』(PHP文庫)、ほか多数。 Tweet 1 2 全文 ものを知れば知るほど、奥が深くなる。それが哲学 200冊を超える哲学や倫理学、エッセイに人生論や評論等の書物を著してきた鷲田小彌太氏。御年70歳を迎え、札幌大学教授を退職された後も、活躍している。その衰えを知らぬ執筆力や研究に対する情熱はどうやって生まれたのか、そして知識を深めるということ