政治ジャーナリストの田崎史郎氏は30日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、27日に行われた自民党総裁選で勝利した石破茂総裁(67)が着手し、構図が固まった党役員&閣僚人事についてコメントした。 田崎氏は「勝ち組が優先されている人事。一応、麻生派に配慮した部分もありますが、全体的に閣僚メンバーまで見ると、勝ち組ばかりが優先されていて、負け組の高市陣営の方は冷遇されている」と指摘。石破氏と決選投票を戦い敗れた高市早苗経済安保相(63)を支援した議員やグループは、冷遇された人事との認識を示した。 高市氏は今回、石破氏に総務会長のポストを打診され、固辞したとされる。2012年総裁選の決選投票で石破氏を下した安倍晋三元首相が当時、石破氏を幹事長に据えて党内融和をはかったことから、今回、高市氏が望んでいたのは「幹事長ポスト一択」だったのではないかとの見方は根強い。