1月22日、NTTドコモが春商戦向け新製品発表会を行なった。 例年、NTTドコモの新製品発表会と言えば、幅広いユーザーに向けて端末ラインアップが数多くあるというイメージが強い。「お客様のためにバラエティー豊かにそりえた」といえば聞こえはいいが、「寄せ集めすぎて、明確なターゲットが見えてこない」とも言えた。「ドコモは誰に向けて商品を開発しているのか」というのがさっぱり伝わってこないのだ。 しかし、今回の新製品発表会はひと味違って見えた。 Xperia ZとXperia Tablet Zを全面的に持ち上げて、加藤薫社長が「イチオシ」とまで言い切った。これまでのドコモと言えば、比較的、すべてのメーカーを対等に扱う傾向が強かった。だが、今回はデザイン的に一新し、タブレットとの連携に優れるXperiaをこれでもかと押し出した。iPhone、iPadでシェアを伸ばすライバルを相当、意識した構えなのだ。