視覚障がい者のなかで全く見えない人はわずかで、ほとんどが弱視(ロービジョン)だということをご存知だろうか。国内に約150万人、世界には約2.5億人の方が見えづらさを抱えていて、明暗が分かる人、色が分かる人、ぼんやりと形が分かる人など見え方も様々だ。 そういった方々がサッカー観戦するのは難しい…。ボールや選手が見えにくいから楽しめないのではないか…。それが今までの考えだった。しかし、川崎市に本社を置くフロンターレの協賛カンパニー「QDレーザ」が開発した「RETISSA ON HAND」(レティッサ オンハンド)という「網膜投影視覚支援機器」が今まで見えにくかったものを見えやすくしてくれる。 そこでフロンターレはJ1第17節の名古屋戦、J1第21節の広島戦、J1第27節の横浜FM戦でQDレーザの協力を得て体験ブースを開催。また名古屋戦からは継続的に弱視の方に向けて「網膜投影視覚支援機器」を用い