「高校時代の寮生活やプロレス時代のちゃんこ番で料理は慣れているからね。ウチで出している料理はキムチ以外、名物の唐揚げはもちろん、ラーメンは麺やスープからすべて自分の手作りです」 料理場デビューは15歳と語る川田利明。三沢光晴とともに学んだ足利工業大学附属高校に始まる “現場” で鍛えられた料理好きだ。 「全日の合宿所が近所にあったので、35年以上このあたりに住んでいるんです。やるからには仕込みから全部自分でやりたい。そのため自宅近くのここを選びました」 2010年以降、体に支障をきたし、「納得できるプロレスができない、何か違うことをしたい」と中華料理店に弟子入り。半年間の修業後、この店をオープンした。 「8年間お店をやってきましたけど、飲食業界はプロレスより厳しい(笑)」 プロレスについてだが、じつはまだ引退していないと本人は明かす。 「プロレスラーって引退しても100%カムバックするじゃ