1日にマグカップ5杯以上に相当する大量のコーヒーを飲み続けると、脳卒中の発症リスクを高める可能性があることが、世界32カ国の人たちのデータの分析で明らかになりました。お茶(緑茶、紅茶など)の大量摂取者にはそうした傾向は見られず、逆に、適度な摂取が脳卒中予防に役立つ可能性が示唆されました。 コーヒーは体に良いが、含まれているカフェインは血圧を上げる コーヒー豆やお茶の葉に含まれるポリフェノールは動脈硬化の予防などに役立つことが示されており、これまでに行われた研究では、コーヒーが死亡や糖尿病、心血管疾患(心筋梗塞や脳卒中など)、肝臓がんなどのリスク低下に関係していることが明らかになっています。 一方で、コーヒーとお茶の両方に含まれているカフェインは血圧を上昇させる作用を持ち、心血管疾患のリスクに何らかの影響を及ぼす可能性が高いと考えられています。 そこでカナダ・McMaster Univers