米ブルームバーグ通信は13日、中国政府が動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業を実業家のイーロン・マスク氏に売却することを検討していると報じた。米議会で昨年4月に成立した法律に従い、ティックトックを中国IT大手「字節跳動(バイトダンス)」から切り離し、米国事業を存続させる狙い。 報道によると、中国政府はティックトックがバイトダンスの傘下にとどまることを求めている。だが米連邦最高裁は、ティックトックを米国の敵対国以外の企業に売却しなければ、米国内の事業を事実上禁止する新法を支持する構え。中国政府内で、トランプ次期米大統領と蜜月関係にあるマスク氏へ売却する選択肢が次善策として浮上しているという。 マスク氏が所有する短文投稿サイト「X」がティックトックの米国事業の経営権を取得し、Xが二つのプラットフォームを同時運営するシナリオを想定。「トランプ氏の最も親しい人物との取引は、中