資源リサイクル事業を手がける日本磁力選鉱(北九州市小倉北区、原田信社長)は、廃棄・回収された小型充電式電池を自動的に仕分けるシステムを6月に稼働した。人工知能(AI)による画像認識で電池の種類や用途を見分ける。スマートフォンやパソコンなど幅広く電子機器に使われ、廃棄量の増加が見込まれる小型充電式電池。仕分けの自動化により、作業者の負担軽減やリサイクル能力の向上につながる。 充電式電池にはニッケルやコバルトといった希少金属が使われ、メーカーなどにリサイクルが義務付けられている。電池の種類によって使用金属が異なるため、複数種が混ざる場合はリサイクルのために仕分けが必要。従来、人が視認し手作業で仕分けていた。 今回のシステムは北九州市立大学の研究チームと共同開発し、同大学は技術調査などを担当した。開発においては、福岡県リサイクル総合研究事業化センターの支援を得た。さらに設備導入の面では「福岡県リ