【台北=長谷川周人】楽天の三木谷浩史社長は6日、台北市内で会見し、今年5月に設立を予定するインターネット商店街「台湾楽天市場」を踏み台とし、今後は中国を含む27カ国で事業展開する考えを示した。 楽天は海外初の事業展開として今年2月、台湾の流通最大手「統一超商」と合弁会社(資本金約6億円、出資比率楽天51%、統一49%)を台北市内に創立。台湾全土で出店企業を募り、2年目に単年度黒字転換を果たし、3年後には3000店の出店を目指す。 会見で準備状況を説明した三木谷社長は「台湾には想像以上の注目度と期待感がある」と自信を見せ、台湾市場を突破口として巨大市場・中国への進出を念頭に海外展開を加速させる方針を明らかにした。