フランス3日目。この日も早起きをして、建築巡りへと出発した。ホテルからノートルダム大聖堂(1345年)、そしてアラブ世界研究所(1987年)へと向かう。 アラブ世界研究所はフランスの建築家、ジャン・ヌーヴェル設計の代表的な建築。同氏は2008年に建築界のノーベル賞ともいえる「プリッカー賞」を受賞した旬の人でもある。日本では東京・汐留の電通本社ビルを手掛けている。ガラスを使用するのが得意なジャン・ヌーヴェルらしく、同研究所も外壁一面がガラス。南側一面に並ぶ窓は、カメラの絞りのような調光装置が日光の量によって自動的に開閉して模様が変わる。アラブ的な模様だったり、日本特有の切り絵のようにも見えたり。なぜだろうか、少し懐かしく感じた。 フランスの建築家、ジャン・ヌーヴェル設計の「アラブ世界研究所」。あいにくの雨模様だったが、ガラス一面の建物は透明感のあるシャープな印象だ まるでカメラの絞りのような