仙谷由人官房長官は1日午前の記者会見で、連合の古賀伸明会長が菅直人首相との会談で「政治とカネ、外交・防衛に国民の視線が厳しくなっている」と苦言を呈したことに関し、「外交については戦略的に展開してきた。皆さん方には大局的に評価していただきたい」と述べ、マスコミ報道に責任を転嫁した。 仙谷氏は「日本ではナショナルなものが関係する場合はどうしても短期的な視点で見ており、外交は強くなければまずい、という表面的な反応が出てくる。やはり腰を落として、冷静に国民にもご評価をいただきたい」と強調した。 政治とカネの問題については「20年前の政治改革の原点に立ち返り、(国会議員の)それぞれが、党が自らを律し、再点検する必要がある」と述べた。