小惑星「イトカワ」に到達し、地球への帰還を果たした探査機「はやぶさ」の実物大の模型と、イトカワの縮小模型の展示が3日、豊田市小坂本町の豊田産業文化センターで始まった。 模型を作ったのは、はやぶさが岡崎市の板金塗装業肌付(はだつき)裕矢さん(30)、イトカワが日進市の会社員北村茂之さん(29)。 はやぶさは2003年5月に打ち上げられ、05年9月にイトカワに到達。今年6月、ふるさとの地球に7年ぶりに戻ってきた。 モノ作りが好きな肌付さんは、小惑星に到着後からはやぶさに注目。通信が途絶え、エンジンが故障しても立ち直って任務を遂行しようとするはやぶさに感動し、昨年11月、本物と同じ大きさの模型製作にチャレンジすることを決めた。同時に、モノ作り仲間の北村さんにイトカワの製作を持ちかけた。 はやぶさの基礎部分は木枠で作り、鉄板や廃材などを使って完成させた。仕事があるため、勤務後や休日を利用、半年間か