金っていうのはややこしい。単に増えれば嬉しくて減れば悲しい物でもない。「MikuMikuDanceの作者が寄付を拒否し、振り込めない詐欺と呼ばれている」というITmedia の記事をみて実感した。 初音ミクにもニコニコ動画にもあまり興味はないが、払いたい側の気持ちはよく分かる。 参加したいのだ。金という媒体を使って、自分の嗜好を表明し、大げさにいえば自分の存在を確認したいのだ。好きな物に金をつぎ込むっていう行為は、そういう自己陶酔的な感覚と分かちがたく結びついている。 それは、なにもオタクな分野だけに起こるのではない。id:fuku33さんのいうフェアトレードにおける付加価値もその一種だろう。身銭を切って貢献するからこそ、消費者は幸せになれるのだ。 またそういう意味で、かんべえさんが紹介するオバマの選挙戦略も興味深い: それにしても、上記のメールを読んでしみじみと感じるのは、オバマ陣営にと