地球温暖化対策と言うと「二酸化炭素を削減する」と決まっていて、現在の日本ではそれ以外のことは思い浮かばないほどだ。例えばクーラーの温度を上げるとか、自動車に乗らないということを思い浮かべる。 でも、1990年代の地球温暖化の国際会議で、「二酸化炭素を減らす努力より、海水面が上がるなら堤防を作る方が先だ」という外国の人の演説を知って、新鮮な感じがしたことを思い出す。 このまま地球温暖化が進めば夏の気温は45℃、50℃と上がるかも知れない。体の弱い老人や子供に被害がでるだろう。もちろん、根本的には人間の活動を下げてもっと自然の中で生活するようにしなければならないが、それは不可能なことだ。 つまり、世界で最も多く二酸化炭素を出しているアメリカやヨーロッパは二酸化炭素の削減に熱意がない。そして、これから二酸化炭素を多く出そうとしている中国、インド、ロシア、ブラジルなどの中進国、そしてそれ以外の開発