RFIDとは何か?――モノと人を非接触で識別するRFIDの仕組み:月刊コンピュートピアから転載(2/2 ページ) 「アクティブ型」のICタグは、内蔵電池を使って自ら電波を発信する。電波発信機を持つため出力が強く、通信距離は数十メートルとなる。ICタグないのメモリにデータを書き込むことが可能リライタブルであること、電池寿命(10年以下)があること、コスト高になることが特徴だ。最近では、リーダーからの反射電波を使用する「セミアクティブ型」のICタグもある。 一方、「パッシブ型」のICタグは、電池を内蔵しないため、自力では電波を発信することができない。そこでリーダーが発した電磁波やマイクロ波を利用して、起電力を得る電磁誘導方式やマイクロ波共振方式などがある。電磁誘導は、コイル(導体)の近くで磁石(磁場)を移動させるとコイルに起電力が生じる、というおなじみの原理。共振方式は、電気振動を利用する。コ