イラク中部のナジャフ(Najaf)から同国第2の都市モスル(Mosul)へ向けて、武装勢力鎮圧のために出動するイラク軍部隊(2014年6月8日撮影)。(c)AFP/HAIDAR HAMDANI 【6月10日 AFP】イラク第2の都市で、ニナワ(Nineveh)州の州都であるモスル(Mosul)に対し9日夜、数百人の武装勢力が攻撃を仕掛け、州本庁舎や刑務所、テレビ局などを占拠した末、街全体を掌握した。イラク当局が10日発表した。イラクのウサマ・ナジャフィ(Osama al-Nujaifi)連邦議会議長も同日「ニナワ州全体が武装勢力の手に落ちた」と発表した。 モスルはイラクの首都バグダッド(Baghdad)の北方350キロに位置する。イラク内務省高官はAFPに対し「モスルの街は政府の支配が及ばず、武装勢力のなすがままになっている」と答えた。 イラクで今年、武装勢力が掌握した都市は1月のファルー