地球温暖化防止に喫緊の対策は、新エネルギー源の開発とCO2(二酸化炭素)の削減。石油資源への依存度が小さくなれば、資源争奪の紛争も回避される▼環境負荷がほとんどない新エネルギー源と、木材などバイオマス資源の利用を図るプラントを、県内のベンチャー企業が開発した。いずれも温暖化防止に極めて有効な小型装置▼未曽有の不況を吹っ飛ばす起爆剤となる。だが、大企業を含めた既存勢力は影響が大きいために、また一級とされる物理、化学学者も自らの学説や理論が無と化すため、容易に新プラントを認められないでいる▼頑迷で固陋(ころう)な旧勢力が、新たな創造を妨げる障壁だ。オバマ米大統領が「新エネルギーの開発を」と訴え、世界中の人々に希望と勇気を与える背景には、それなりの裏付けがあると確信する。日本のローカル発信に、世界中が歓喜し、夢と希望を膨らませる日が近づいてきた。【高橋和夫】