クラフトワークの楽曲から約2秒の音源を無断でサンプリングしたとして、クラフトワークが起こした訴訟の判決が5月30日にあり、ドイツの連邦憲法裁判所は著作権侵害に当たらないという判決を下した。 問題となったのはSabrina Setlurというアーティストの「Nur Mir」(1997)という曲であり、クラフトワークの「Metall auf Metall」(1977)のリズムパートを無断で使用したとして、同曲のプロデューサーのMoses PelhamとMartin Haasをクラフトワークのラルフ・ヒュッターが1997年に訴えていた。 2000年に裁判が開始し、2004年にハンブルグの下級裁判所で著作権侵害の判決が下され、クラフトワークの勝訴となったが、その2年後には上級裁判所で著作権侵害に当たらないとしてクラフトワークが敗訴。2012年には、ドイツの連邦裁判所が著作権侵害であるという判決を下