p.97 「So What?」の繰り返しによるイシューの磨き込みより ①の「地球温暖化は間違い」といった焦点の定まらない主張だと反論しようがないが、⑤にまで磨き込まれていれば、白黒はっきりさせるために何をどう検証すればよいか、見えてくる。 「So what?」の他に、「空・雨・傘」といった技法が登場するため、気づく方もいるだろうが、これはマッキンゼー&カンパニーのコンサルになる。ただし、本書が他のマッキン本と異なるのは、完全に血肉化されているところだろう。 本書は、「コンサルティングファームの報告書のリード文に最終的に何を書くか」を丁寧に解説したものだ。だがこれは、そのまま、「どの課題に取り組めば、成果が出たといえるか(そしてそれをどう伝えるか)」という現場の問題に応用できる。 与えられた問題に疑問をいだかず、唯々諾々と取り組んでいるうちに終業時刻となる。怖いのは、頑張って残業しても終わら
10/30 皆さまアザーーーーーーーーーーッス!!!! お陰でほしいものリストが50冊以上増えました 感涙です😭😭😭泣 ______________________ 当方30才社会人である。今年に入って、 「完全なる経営」エ-ブラハム・ハロルド・マズロ- (著), 単行本 – 2001/11/30 という書籍を読んだ。昔気質の経営哲学の内容だと思っていたが、神レベルの良書だった。 「マネジメント」「経営者の条件」などドラッカーの名著にも匹敵する。 若い頃から本好きだったけど、こんなレベルの本を読み逃してたと思うと慚愧に耐えない気分である。 よろしければ、皆さんにとってもバイブル本があれば是非教えていただきたい。 密林で検索して、よさそうであれば購入しようと思ってる。
20世紀言語学入門 現代思想の原点 加賀野井秀一 講談社現代新書 1995 編集:渡部佳延 協力:若桑毅・宇波彰・末広優子・赤間恵美・日高美南子 装幀:杉浦康平・赤崎正一 われわれは「言葉をもったサル」だ。また「言葉にふりまわされてきた動物」だ。赤ちゃんが幼児となり子供となるにあたっても、言葉は決定的な役割をもつと思われてきた。「うちの子はまだ喋らないので、心配なんです」と気にかける母親には何人も会った。けれどもその子が喋っていないからといって、その子の意識や気持ちに言葉が動いていないかどうかはわからない。長じて言葉が闊達になった子はたくさんいるし、蹲っていた言葉がのちに小説家やマンガ家の素質として開花した例も少なくない。 言葉がわれわれにもたらしているものは、外に洩れた光のグラデーションの具合からすればそうとうに広くて多様なのだろうが、影や闇になっている領域にも深く及んでいるとも思われる
【インヴィテーションカード・エフェメラ】コリンヌ・マルケッティ Corinne Marchetti Galerie Roger Pailhas 2002 [3100147]
2000年以降の小説ランキング NewYork Timesが、数百人の小説家、学者、編集者、ジャーナリスト、評論家、出版社、詩人、翻訳家、書店員、図書館員、などあらゆるジャンルの著名人にアンケートを募り、21世紀のベスト小説100を作成。 ランキングの集計の仕方も面白く、 それぞれに「何がベストなのか?」の定義を聞いたり、 ランダムに2冊選び、各々にコメントを求めたりしたとのこと。 あのスティーブン・キングも選定者として参加。 www.nejimakiblog.com ・The 100 Best Books of the 21st Century (※下記リンクより全文読めます) www.nytimes.com 読んだことある・読んでいる途中の作品 掃除婦のための手引書 / ルシア・ベルリン(79位) 掃除婦のための手引き書 ――ルシア・ベルリン作品集 (講談社文庫 へ 11-1) 作者:
2011年7月15日にオープンしたノンフィクション書評サイトHONZ。本日2024年7月15日をもちまして13年間のサイト運営に終止符を打つこととなりました。 2011年の東日本大震災から、記憶に新しいコロナ禍まで。はたまたFacebookの時代からChatGPTの到来まで。その間に紹介してきた記事の総数は6105本。 発売3ヶ月以内の新刊ノンフィクションという条件のもと、数々のおすすめ本を紹介する中で、様々な出会いに恵まれました。信じられないような登場人物たち、それを軽やかなエンターテイメントのように伝える著者の方たち、その裏側で悪戦苦闘を繰り広げていたであろう版元や翻訳者の皆さま。さらに読者へ届ける取次会社や書店員の皆さま、そしてHONZを愛してくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。 サイトを閉じることになった理由に、明快なものは特にありません。こんなサイトがあったら
どんな記事? Obsidianを使った個人的読書メモの残し方について紹介しています。 仕事関係で読んだ本については簡単にメモを残すようにしているのですが、いろんなツールを使った結果最終的にObsidianに落ち着いたので、自分の使い方を簡単に紹介しようと思います。 サンプル こんな感じでまとめてます。 読了日は結構つけ忘れるので適当なことが多いです。 メモり方 BookSearchプラグインを使ってファイル作成 まず本を読み始めたタイミングで、BookSearchを使ってファイルを作成します。 BookSearchプラグインのインストール方法については、以下公式Githubを参考にしてください。 今回は仮に今読んでいる『科学的根拠に基づく最高の勉強法』の読書メモを残していきます。 BookSearchとテンプレートを使えば簡単に以下のようなファイルが作成されます。
「問題」を変えてみる 『問題解決大全』読書猿(フォレスト出版) 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ふろむだ(ダイヤモンド社) 『ルネサンスの世渡り術』壺屋めり(東京芸術新聞社) 『名文どろぼう』竹内政明(文春新書) 『斧』ドナルド・E・ウェストレイク(文春文庫) 言葉は武器である 25卒の就活について相談したい 自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら 「問題」を変えてみる どんなに頑張っても、解答までたどりつけない問題がある。 それは、解答できるようになるまでのリソースが足りなかったり、問題が問題の体(てい)をなしていなかったり、そもそも答えのない問題だったりする。「問題」という形で提示されているものの、実は解答が求められているわけではなく、「問題への取り組み方」が解答だったりすることもある。 しかし、質問されれば答えようとするのが人の
Reading Monkey ChatGPTについてブログ記事を書こうと思います。アドバイスしてください。 ChatGPT ChatGPTは、自然言語処理タスクのためのトランスフォーマー・ベースのモデルで、大量のテキストデータを学習しています。 ブログ記事を書く際には、ChatGPTの特徴や使用方法について説明し、実際に使用した例や、改良の余地などについても触れることが有益でしょう。また、ChatGPTが扱えるタスクや利用可能な言語についても説明することで、記事の内容を充実させることができます。 Reading Monkey ChatGPTの特徴を5歳の子供にも分かるように説明してください ChatGPT ChatGPTは、大量の文章を読んで、人間のように文章を書くことができるコンピュータープログラムです。 例えば、あなたが「私は犬が好きだ」と言ったら、ChatGPTは「なぜ犬が好きなの?
『美術の物語』は世界で最も読まれている美術の本だ。 原始の洞窟壁画からモダンアートまで、西洋のみならず東洋も視野に入れ、美術の全体を紹介している。これほど広く長く読まれている美術書は珍しい。「入門書」と銘打ってはいるものの、これはバイブル級の名著として末永く手元に置いておきたい。 『美術の物語』は、ハードカバーの巨大なやつと、ポケット版がある。ポケット版は、長らく絶版状態となっており、べらぼうな値段がついていたが、今秋、河出書房新社から復刊されるぞ。新装版と銘打っているので、このPHAIDON版とほぼ同じだと予想する。もった感じとかはこの写真で想像してほしい。 本書のおかげで、興味と好奇心に導かれるままツマミ食いしてきた作品群が、社会や伝統のつながりの中で捉えられるようになった。同時に、「私に合わない」と一瞥で判断してきたことがいかに誤っており、そこに世界を理解する手段が眠っていることに気
気がついたら2023年どころか2024年も半分過ぎていた。 仕方がないので直近1年分をまとめて紹介する。 無駄にページ分割されているのは嫌いなので。 2023年下半期に読んだ本 イーロン・マスク ブラジャーで天下をとった男――ワコール創業者 塚本幸一 BUILD 真に価値あるものをつくる型破りなガイドブック 運動の神話 遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる― 2024年上半期に読んだ本 Science Fictions あなたが知らない科学の真実 魔女狩りのヨーロッパ史 BIG THINGS どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか? バッタを倒すぜ アフリカで イラク水滸伝 終わりに 2023年上半期に読んで面白かった本 2023年下半期に読んだ本 ついにここまで先延ばしにしたという感じだ。以前、下半期に読んだ本を4月に紹介したことがあったが*1、まさか7月まで引っ張ることになる
細かく描き込まれたペンタッチの線画。造語、古語を織り交ぜ、韻をふむテキスト。ユニークな作品で熱狂的なコレクターを生み出したエドワード・ゴーリーを知っていますか? 日本では2000年に3冊の絵本『ギャシュリークラムのちびっ子たち』『うろんな客』『優雅に叱責する自転車』が翻訳出版されたことをきっかけに、一躍ブームが起きました。 訳したのは人気翻訳家の柴田元幸さん。80年代以降、ポール・オースター、リチャード・パワーズ、レベッカ・ブラウンなど多くの注目すべき現代アメリカ小説を日本に紹介してきた柴田さんが、なぜエドワード・ゴーリーの“絵本”を訳すことになったのでしょうか。 ゴーリー作品の魅力について語っていただきつつ、柴田さんと作品との出会いや、翻訳の舞台裏をお聞きしました。 “大人向け”と評されがちなゴーリー絵本ですが、子どもと一緒に楽しめそうな絵本も柴田さんにおすすめしていただきました! ●『
東北大震災が起きてしばらくした頃、なんとなく『十五少年漂流記』と『蝿の王』を読み返した。無人島に流れ着いた少年たちが権力をめぐって殺し合いに発展する後者と、基本的には仲良くやっていく前者という記憶があったので40年ぶりに読む『十五少年漂流記』はきれいごとにしか感じられないんじゃないかと予想しながら読み始めた。『蝿の王』は確かに印象は変わらず、『十五少年漂流記』はきれいごとどころか、仲間内に不協和音が生じたところで外敵が現れ、一気に団結が深まるという展開だったためにイスラムやロシアを敵視しなければ生き生きとしないアメリカを思い出し、攻撃性を内に向ける『蝿の王』と、外側に向ける『十五少年漂流記』という対比に印象が変わってしまった。1888年に書かれた『十五少年漂流記』は1871年に2ヶ月間だけ成立したパリ・コミューンの記憶を子ども向けの冒険小説にアレンジしたものなので、世界初の労働者自治政府や
藤井聡太が勝ち続ける理由 藤井聡太 “運命のライバル”永瀬拓矢と王座戦で再戦 9月4日に開幕する第72期王座戦五番勝負は、藤井聡太王座と前王座の永瀬拓矢九段の対戦になりました。『藤井聡太が勝ち続ける理由 王座戦――八冠の先へ』(日本経済新聞社編/日本経済新聞出版)の抜粋から、“運命のライバル”といえる2人の関係性をひもときます。 ビジョナリーが伝えたい「生きるための最高の知恵」 『WIRED』創刊編集長「他の人が考えないような方法で考える」 テクノロジーと人類のポジティブな未来像を示し続けてきたケヴィン・ケリー氏。米SNSでも話題を呼んだ同氏の新刊『生きるための最高の知恵』をもとに、常識を打破する方法とマインドを変え続けることの意義について深掘り。
組織のなかでは、仕事の酸いも甘いもかみ分けた「中堅」と呼ばれる頃にやってくる「昇進」。チームリーダーになる、部下ができる、管理職になってメンバーを評価するようになる…。このように仕事や立場のステージが上がると、自分がプレーヤーだった頃とは、環境や求められるものが大きく変わり、想定外のことがたくさん起こるようになります。 部下のモチベーションが上がらない、メンバーが全然まとまらない、チームにハレーションを起こすメンバーが現れる…などなど。チームを同じ方向に導いていくことは、予想以上に骨が折れる作業ですが、それでもきっと「部下やメンバーには、できるだけ成長してほしい」と願う人は多いでしょう。 そんな「上司1年生」「上司としての仕事に悩んでいる人」に読んでいただきたいのが、今回ご紹介する5冊です。 部下のケアも含めたマネジメント術 初めてのマネジメントでも、人をマネージするためのスキルを学習する
三宅香帆氏によるベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)は非常な労作であり、様々な資料にあたりながら、明治以降の社会における読書というものの位置付けの変化を追い、現代日本社会の労働が抱えている問題に言及する本だ。タイトルを見て「そんなの忙しくて疲れてるからに決まってるじゃないか」と考える人もいるだろうが、人はなぜ本が読めなくなるまでハードに働かなければいけないのかという問題について考えている本であって、そこは出発点である。 そして、ある意味で映画『花束みたいな恋をした』(2021年1月29日公開/監督:土井裕泰、脚本:坂元裕二、主演:菅田将暉・有村架純)の考察本でもある。けして、冗談ではない。菅田将暉演じる主人公・麦くんが就職したことで今まで親しんできた文学・音楽・ゲーム・映画などを楽しむことができなくなり、自己啓発本を読み、パズドラしかできなくなってしまったこと
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