2年ほど前に家庭内で色々とあって、自分の銀行の通帳と数着の着替えだけを持って家を出た。今から考えると、保険証とかがあれば少しは違ったのかもしれない。メンタルな物でないだけまだマシなのだけれど、持病の治療は放棄してしまった。もちろん保険適用外で医者にかかる余裕は無い。仕事があり、裕福とは言えないまでも日々の生活に困るほど貧困に喘いでいるわけではないし、住処はあって数ヶ月に一度は連休もある。本当はもっと連休をとっても良いらしいけれど、やる事が無いから数ヶ月に一度。 私の家族は、私の事をお荷物として認識していたように思う。事実、持病の症状が酷かった頃は完全にお荷物だったし、私が親であれば同じように「今まで使った学費を返せ」とか「ぶっ倒れても良いからフルタイムで働け」とか言いたくっていたかもしれない。でも、当時の私にはそれが苦痛だった。当時考えていたのは「これ以上親から罵られ続ける日々を送るのは堪