リサーチャー・白土晴一さんによる連載「東京そぞろ歩き」。今回は東京都下の多摩川流域に足を伸ばし、JR青梅線沿線で立川から2駅先の東中神駅から西立川駅までの街並みを語り/歩きます。戦前の近代建設期から戦後の高度経済成長期にかけ、海外の最先端の都市計画家らの思想に学びながら、ランカイ屋やデベロッパーたちが緑ゆたかな武蔵野に思い描いたニュータウンの夢の跡とは? 「そぞろ歩き」の達人の眼が掘り当てます。 「東京そぞろ歩き」のこれまでの連載記事は、こちらにまとまっています。よかったら、読んでみてください。 JR中央線の地場産業はアニメと思えるくらい、中央線沿線にはアニメスタジオが多い。 アニメ制作に関わるようになれば、脚本や美術設定などの打ち合わせで、自然と中央線のいろんな駅に降りるようになる。もっとも、最近はリモート会議も増えているが。 それでもスタジオの多くがあるのは、新宿駅から立川駅くらいまで