発見から2日たっても大阪湾にとどまっているクジラ。体を傾け潮を吹いている=大阪市西淀川区で2023年1月11日午前9時24分、本社ヘリから三村政司撮影 大阪湾の淀川河口付近に迷い込んだクジラが発見されてから、11日で丸2日が経過した。大阪海上保安監部によると、尾びれを動かしたり、潮を吹いたりする様子が夕方になって確認できなくなったという。専門家によると、浅瀬では餌を確保できず、衰弱する恐れがあるといい、大阪市が対応を協議している。 【写真特集】発見から2日経過したクジラ 「見守るしか…」 海保によると、阪神高速湾岸線の中島パーキングエリア(PA)の利用者から目撃情報が寄せられたのは9日午前8時ごろ。11日午後3時ごろには、潮を吹くなどの様子が確認できたが、同4時半には動きが見られなくなった。PAの南約400メートル付近におり、発見時とほぼ同じ位置にとどまっている。海保は日の出と日没時の2回