レガシーなプラクティスを捨ててモダンなコードを。
第3引数を指定していない場合の影響前述のように、htmlspecialchars関数の第3引数を指定していない場合、PHP5.3までは、文字エンコーディングがISO-8859-1が指定されたとみなされます。この場合、入力内容にかかわらず不正な文字エンコーディングと判定されることはありません。したがって、文字エンコーディングのチェックが働かない代わりに、エラーになることもありませんでした。 これに対して、PHP5.4の仕様により文字エンコーディングがUTF-8とみなされた場合に、Shift_JISやEUC-JPの2バイト文字が入力されると、高い確率で「UTF-8として不正」というエラーになり、htmlspecialchars関数の出力は空になります。つまり、プログラムが正常に動作しません。 htmlspecialchars関数の第3引数を指定しておらず、内部文字エンコーディングがShift_
昨日のブログエントリ「PHP5.3.7のcrypt関数に致命的な脆弱性(Bug #55439)」にて、crypt関数の重大な脆弱性について報告しました。脆弱性の出方が近年まれに見るほどのものだったので、twitterやブクマなどを見ても、「どうしてこうなった」という疑問を多数目にしました。 そこで、このエントリでは、この脆弱性がどのように混入したのかを追ってみたいと思います。 PHPのレポジトリのログや公開されているソースの状況から、PHP5.3.7RC4までこのバグはなく、PHP5.3.7RC5でこのバグが混入した模様です。RC5はPHP5.3.7最後のRelease Candidateですから、まさに正式リリースの直前でバグが入ったことになります。 バグの入る直前のソースは、ここの関数php_md5_crypt_rから参照することができます。以下に、おおまかな流れを図示します。まずはバ
PHP5.3.7のcrypt関数には致命的な脆弱性があります。最悪のケースでは、任意のパスワードでログインできてしまうという事態が発生します。該当する利用者は、至急、後述する回避策を実施することを推奨します。 概要 PHPのcrypt関数は、ソルト付きハッシュ値を簡単に求めることができます(公式リファレンス)。crypt関数のハッシュアルゴリズムとしてMD5を指定した場合、ソルトのみが出力され、ハッシュ値が空になります。これは、crypt関数の結果がソルトのみに依存し、パスワードには影響されないことを意味し、crypt関数を認証に用いている場合、任意のパスワードでログインに成功する可能性があります。 影響を受けるアプリケーション crypt関数を用い、ハッシュアルゴリズムとしてMD5を指定しているアプリケーション。 環境にも依存しますが、デフォルトがMD5の場合もあります。筆者のテスト環境
前のエントリーの続き。まずは自己引用。 php-pearが5.1/5.3両対応なのかと思ったのですが、PEARがやたらWARNINGを吐くので、多分ダメなんだと思います。 そんなことはなかったらしく、Warningが吐かれまくっていてもpearコマンドのupgradeで最新のPEARにできました。2chのCentOSスレの人ありがとう!確かに、なんか大量に吐かれているとはいえ、Warningだもんなぁ(されどWarning?)。 以下、新規にCentOS5.6を入れた場合のpearのアップグレード手順です。こんな強引な方法で大丈夫か? # pear upgrade --force Archive_Tar # pear upgrade --force Console_Getopt # pear upgrade PEARアップグレード前後のバージョン番号は次の通りです。 パッケージ アップグレ
PHPで正規表現を扱う上で、正規表現パターンの記述で迷ってしまっている人が多い気がする。 PHPが文字列を生成する その文字列を正規表現エンジンに渡す と言う2段階の手順があり、そこがやや複雑なので混乱を招く部分があるのだと思う。 混乱を防ぐためには、その手順をしっかり追って、正規表現リテラルとして指定している文字列をechoしたらPHPがどのように出力するかを考えてみると良い。 例えば以下のようなコードがあったとする。 preg_match('/\\d/','3d'); まず、preg_match()の第一引数になっている正規表現パターンをechoで出力するとどうなるかを考える。 echo '/\\d/'; #/\d/ なので、/\d/が正規表現エンジンに渡されると分かる。なので、上記のパターンはマッチする。 さらに混乱を招きやすくしているのが、PHPの文字列の仕様で、特にバックスラッシ
XHPとは、 Today, I'd like to take to this opportunity to share with you a project that's quickly becoming a cornerstone of front-end PHP development at Facebook. XHP is a PHP extension which augments the syntax of the language to both make your front-end code easier to understand and help you avoid cross-site scripting attacks. XHP: A New Way to Write PHP | Facebook ということで、フロントエンドのコードを書きやすく理解しやすいものにし
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