Strutsフレームワークを導入する利点の1つに、Webアプリケーションのプレゼンテーション部分(JSPなど)とコントローラ部分(Actionクラス)とが、自然と疎結合になる、ということがあります。すなわち、プレゼンテーション部分もコントローラ部分も、互いに依存することなく、独立したコンポーネントとしてそれぞれ実装することができるのです。これによって例えば、システムのほかの部分を一切いじらずに、プレゼンテーション部分だけを丸ごと入れ替える、といったことが可能になります。 さて、Strutsのプレゼンテーション部分を実装するには、JSPを用いるのが一般的ですが、それ以外の技術を利用することもできます。ここでは、JSPの代替案として利用されることの多い、Apache Jakartaのテンプレート・エンジンVelocityをプレゼンテーション部分に利用するための手順を紹介します。 Velocit