明後日11日は「建国記念『の』日」。移動祝日が多い国にはめずらしくこの「2月11日」は動かず、今年は飛び石の休日になった。この祝日が難産の末に「の」がついて生まれた経緯やこの日付決定までの論議については、知る人も少なくなった。 それはともかく、自分の関心は古い神代にあり「二柱の神様」のいずれを選ぼうかと迷っている。構想中の本において、主人公らを迎えるイマーシブ施設「言霊百貨店」側の案内人に据えるためだ。 候補の一人は「天児屋命」(アメノコヤネ=天言綾根命)で、岩戸に隠れたアマテラスを引き出すために祝詞を奉じたことから「祝詞・言霊」の神様とされ、子孫は藤原氏、春日大社の縁起とされる。 もう一人は…