ラ・マルセイエーズの作品情報・感想・評価・動画配信

『ラ・マルセイエーズ』に投稿された感想・評価

ことさらどちらの側にも視点を置きすぎることもなく、両者の平凡な側面を描くルノワール節。ただその平凡な人々が加熱していくラストの群衆のシーンは壮観でもありつつ、今見ると不気味さも感じてしまう。
菩薩
3.7

歴史物にありがちな重苦しい印象を勝手に抱いてなんだか敬遠していたがそこは流石のルノワールだった。ひたすら市民の目線に寄り添って如何に彼等が立ち上がり団結し権力を手中に収めていくかが、スペクタクルに飛…

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ノノ
3.6
フランス革命における平民の活躍を描いた作品。意外にも会話に重苦しさがなくさらっと見れる。大勢のエキストラが活気と熱狂を作ってる。そういえばルノワールって集団ばかり描いてるなと思ったりした。
Coral
-
あらゆる存在に等しく注がれる光
革命の巨大なうねりが迫ってくる

ジャン・ルノワール監督『ラ・マルセイエーズ』(1938)

皇族ー国民ー市民、支配と被支配、それぞれの領域に個として存在している人間たちの煥発。 

連隊→決起→衝突→離散→再結成→連隊
戦争の歴史…

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3.5

アンスティテュ・フランセでリヴェットがルノワールにインタビューした作品を見て、本作について語っていたので見てみた。バスティーユ牢獄襲撃から始まるフランス革命を市民の視点から描いていた。

たまたま上…

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3.0
『マリー・アントワネットの生涯』よりかは観れたけど、要らんシーン多いな。なげえ
cyph
3.8

『第3部 規則と例外』の予習のために観た 観てきたルノワール作品の中でもダントツに群衆群衆そして群衆 ひとりの脱走者から物語が動き出し、そしてマルセイユ義勇軍が結成される 彼らの無邪気な人のよさ、パ…

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3.0

マルセイユの庶民兵と王族が交互に登場する。テュエルリー宮の戦闘で同じ場にいるもののまみえることはない。もちろん主役はマルセイユの庶民たちで、王族たちは間抜けだ。それでもマリー・アントワネットは気丈な…

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ロベスピエールとかダントンとかそのへんは登場しなくて、マルセイユの義勇軍たちの視点から描かれるフランス革命。シニカルな感じが新鮮で、重々しくならず見られる。

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