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このプロジェクトが翻訳しているドキュメントがどこから来るのか、そしてどのように公開されるのかを解説します。
Python ドキュメントのソースは GitHub の python/cpython リポジトリ にある Doc フォルダ で管理されています。
ソースは reStructuredText というマークアップ言語 (.rst ファイル) で記述されています。 reStructuredText入門 も参照してください。
ドキュメントをビルドするために、docsbuild-scripts というスクリプトが定期的に実行されます。
docsbuild-scripts は Sphinx というツールを使って .rst ファイルを HTML などにビルドします。
ドキュメントの外観を決めるテーマは python-docs-theme です。
ビルドされたドキュメントは https://docs.python.org/ で公開されています。
Python ドキュメントの翻訳については、PEP 545 – Python Documentation Translations で定められています。
Python Developer’s Guide の Translating に各言語への翻訳プロジェクトが並んでいます。
日本語に翻訳しているのがこの Python ドキュメント日本語訳プロジェクト です。 メーリングリスト と Discord で連絡を行っています。
日々更新される原文を翻訳できるように準備する仕事は、GitHub Actions によって自動化されています。一日一回実行される設定です。
GitHub Actions は、python/cpython からソースを取得してきて、Sphinx で .rst ファイルから翻訳作業に使う .pot ファイルをビルドします。 .pot ファイルは「ソース中の出現箇所」と「原文」と「訳文を入力する欄」の組み合わせが列挙されているファイルです。
GitHub Actions は .pot ファイルを翻訳者が作業するサイト Transifex に登録します。
Transifex に登録している翻訳者が翻訳作業を行います。
翻訳メモリや用語集、 イシュートラッカー などの助けを借りながら翻訳します。
GitHub Actions は翻訳後の作業も自動化します。
GitHub Actions は Transifex CLI を使い、日本語の訳文を Transifex から .po ファイルとして取得します。 .po ファイルは「ソース中の出現箇所」と「原文」と「訳文」の組み合わせが列挙されているファイルです。
最新バージョンの Python のドキュメントの訳文のうち、古いバージョンにも同じ原文があるものは、pomerge を使って古いバージョンの .po ファイルにマージされます。
.po ファイルは GitHub の python/python-docs-ja に保管されます。
docsbuild-scripts は、英語だけでなく各言語のドキュメントをビルドします。
Sphinx の国際化機能は、ソース (.rst) と翻訳 (.po) を組み合わせて翻訳されたドキュメントをビルドします。
日本語については、python/cpython のドキュメントと python/python-docs-ja の翻訳を組み合わせます。
ビルドされた日本語のドキュメントは https://docs.python.org/ja/ で公開されています。