んとは? わかりやすく解説

撥音音節鼻音有声子音だけで1音節をなす。実際発音では、後続音の有無種類により、両唇鼻音[m]、歯茎鼻音[n]、軟口蓋鼻音[ŋ]、奥舌と軟口蓋との閉鎖をゆるくした鼻音[N]などの別がある。

平仮名「ん」は「无」または「毛」の草体から。片仮名「ン」ははねる音を象徴的に示す記号」から転じたものかといわれている。


[感]

相手意向了解承諾したときに用いる語。うん。「—、いいよ」

疑問を表すときに用いる語。「—、何か変だぞ」


[助動]推量助動詞「む」の音変化活用語未然形に付く。

婉曲的表現を表す。「あらかぎりの力を出す」

(「んとする」の形で)意志推量の意を表す。「言わとすることはわかった


[助動]⇒ぬ[助動]


[助動]⇒む[助動]


[格助]格助詞「の」の音変化。「それ、僕—だ」「君—ちへ行こう

「あたし—とこに明いてるのがあるから」〈二葉亭・平凡〉


作者Yoshihito

収載図書あいから始まるショートストーリーin other words,I love you
出版社新風舎
刊行年月2005.8


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/09 09:53 UTC 版)

平仮名
文字
字源 无の草書体
JIS X 0213 1-4-83
Unicode U+3093
片仮名
文字
字源 无の変形,尓の上のノ-の部分,撥音記号からなど多数説あり。
JIS X 0213 1-5-83
Unicode U+30F3
言語
言語 ja
ローマ字
ヘボン式 N, M, N'
訓令式 N, N', NN
JIS X 4063 n, n', nn
発音
IPA ɰ̃, ʋ̟̃, ɹ̃, j̃, m, n, ŋ, ɴ
種別
清音
「ん」の筆順
「ン」の筆順

は、日本語仮名の1つである。この音は、撥音 (𫝼音)(はつおん、はねるおん)と呼ばれ、1モーラを形成するが、通常は子音であり、かつ、直前に母音を伴うため、単独では音節を構成せず、直前の母音と共に音節を構成する。ただし、「ん?」などのように語頭にある場合は、母音に代わる音節の核、すなわち音節主音として、単独で音節を構成する。したがって、鼻母音以外に発音される限り、すなわち子音である限り、「ん」は音節主音的な子音である。「ん」は元来五十音には現れないが、一般にわ行の次に置かれる。

文字としての「ん」、「ン」を「ウン」と発音することもある[1]

音韻

現代標準語の音韻:日本語を母語とする日本語話者にとっては「ん」は1つの音、すなわち音素 /ɴ/ と認識される。しかし、実際の発音は次項で述べるように前後の音や速度、話者により、[m][n][ŋ][ɴ]、さらに鼻母音の一部 ([  ̃])、その他にも鼻音に関連した音が用いられる。どの発音を用いても意味上の違いは生じない。

「ん」の表記・発音例
(「ん」にあたるものは太字
平仮名表記 音素表記
(ん=/ɴ/
音声表記
国際音声記号
/kaɴpaɴ/ [kampaɴ]
まど /teɴmado/ [temːado]
/boɴtaɴ/ [bontaɴ]
のう /haɴnoR/ [hanːoː]
/biɴkaɴ/ [biŋkaɴ]
ごう /siɴgoR/ [ɕiŋːoː]
いち /keɴiti/ [keit͡ɕi]

音声学的記述

音声学上の実際の発音:前項で述べたように「ん」は様々に発音される[2]。 撥音は、基本的に後続音の調音が影響を及ぼす逆行同化によって、後続音と似た種類の音になる[3]

  • 口蓋垂鼻音 [ɴ][4]
    語尾[5]、単発の場合口蓋垂を閉じて、鼻から音を出す。例)パン [päɴː][6]、本 [hoɴː][7]、ペン [peɴː] [8]、ん?
  • 両唇鼻音 [m][9]
    バ・パ・マ行が続く場合[10][11]口蓋垂と唇を閉じて、鼻から音を出す。例)パンも [pämː.mo][12]、本物 [homː.mo.no][7]、安保 [ämː.po][13]、鞍馬 [ämː.bä][13]
  • 歯茎鼻音 [n][14]
    チ以外のタ行、ヂ以外のダ行、ニ以外のナ行、ラ行、ジ以外のザ行が続く場合[11]舌先を歯茎に当てて、鼻から音を出す。例)パンだ [pänː.dä][12]、ほんの [honː.no][7]、連帯 [ɾ̠enː.tä.i][13]、貫通 [känːt͡sʊ̜ː][13]、散財 [sänː.d͡zä.i][13]、元来 [gän̠ː.ɾ̠ä.i][13]
  • 歯茎硬口蓋鼻音 [ɲ̟][15]
    チ、ジ、ニが続く場合[11]舌先を歯茎硬口蓋に当てて、鼻から音を出す。例)インチ [iɲ̟ː.t͡ɕi][13]、珍事 [t͡ɕiɲ̟ː.d͡ʑi][13]、参入 [saɲ̟ː.ɲ̟ʊ̜ː][13]
  • 軟口蓋鼻音 [ŋ][16]
    カ、ガ行が続く場合[11](イ、エに続く語尾の場合に [ŋ] となることが多くある[8])舌根を軟口蓋に当てて、鼻から音を出す。例)パンが [päŋː.ŋä][12]、マンガ [mäŋː.gä][7]、満開 [mäŋː.kä.i][7]
  • 鼻音化接近音 [ɰ̃][17]
    ア、ヤ、ワ、サ、ハ行が続く場合[5]口と鼻から音を出す。例)パン屋 [päɰ̃ː.jä][12]、パンは [päɰ̃ː.β̞ä][12]、 線を [seɰ̃ː.o][7]、本を [hoɰ̃ː.o][7]、天才、国産品

ただし、MRIを用いた実証的研究では、語尾撥音は口蓋垂鼻音に固定されず、およそ前の母音に依存して硬口蓋から口蓋垂までの広範囲で閉鎖が起こることが報告されている[18]

順序

  • 五十音順:厳密には、「ん」は五十音に含まれないが、通常は、「ん」を含めて五十音順とすることが多い。その場合には、「ん」は五十音の最後、第48位に置かれる。や行い段え段およびわ行う段を数に加えると51位、逆に現代仮名遣いで使われないを除くと46位となる。
  • いろは順: なし。第48位に「京」の代わりに置かれることがある。その場合には「」の次。

表記

  • 平仮名「ん」の字形:「无」の草体(无は、万葉仮名で「む」[19]
  • 片仮名「ン」の字形:漢文の訓点のうち撥音を示す記号「」(梵字の菩提点に由来[20]、参考:アヌスヴァーラ)の転じたもの、尓の上部、二の転じたもの、无の二を取った形、冫昷(温-丶)の偏(にすい・冫)からなどの説がある。丹波・難波は古くは「たにわ」・「なにわ」と読んでおり「ん」が「に」になっている。
  • 平安時代末期 (12世紀) に表記法が確立するにいたるまでにはさまざまな異表記があり、「む」「い」「う」であらわしたり、無表記であったりした[21]
  • ローマ字n - 母音字や y が後続する場合は「n'」のようにアポストロフィーで区切ることもある。修正ヘボン式では音節に左右されずそのまま「n」、しかし旧ヘボン式ではm, b, p(唇音)で始まる音節が後続する場合「m」を用いる[22]ローマ字入力の場合は、後ろに「な行」がくる場合には「nn」とする。
  • ハングルで日本語表記する場合、韓国外来語表記法では パッチムとして表記する。語頭の「ん」については規定が存在しない(他の表記法については「日本語のハングル表記」を参照)。
  • 点字
  • 通話表:「おしまいのン」
  • モールス信号:・—・—・
  • 手旗信号:5→1

語頭の「ん」

日本語の現代共通語では基本的に「ん」より始まる単語が存在しない。ただし、くだけた口語や方言では「生まれる」「美味い」など語頭の「う」を鼻濁音 [ŋ] で発音することがあり、それを「ん」で表現することがある。1944年文部省が制定した『發音符號』では、語頭の鼻濁音は「う゚」を使用するように定めたが、この表記はほとんど浸透せず、現在では語頭の鼻濁音と「う」を特に区別する場合、単に「ん」と表記されることが多い。

  • 某という言い換えと同様に、内容をぼかす用法がある。例:数千円のことを「ン千円」と書くなど(ただし発音は通常「ウンゼンエン」とする。発音通り「ウン千円」などと表記することもある)。
  • 琉球語には「ン」から始まる単語が多数見られ、中でも宮古方言の「んみゃーち」(ようこそ、の意味)は有名。与那国方言などにもみられる。
  • 本来「」「」は「ンマ [m̩ma]」、「ンメ [m̩me]」と発音され[要出典]ており、伝統的な東京方言をはじめ、方言として残る地方もある。古典的仮名遣いでは、「馬」は「むま」と書かれた。また、これらはいずれも大陸からの移入種であり、遡れば中期漢語の「マー」「メイ」という発音にたどり着く[要出典]とされている。
  • 東北方言には、「んだ」(そうだ)、「んで」(それで)のように、そ系列の指示語助詞の組み合わせの一部に「ん」から始まる文節がある。また東北方言以外でも、くだけた口語で「そんな」を「んな」と省略して発音することがある(用例:んな事あるわけ無いだろう)。文頭に「ん」が来ている例として指摘できる。

日本語以外の言語に於いても、「ン」から始まる言葉は少ない。外国語の単語を仮名表記する際、基本的には鼻音で始まり後続する音が母音でない場合に、「ン」で始まる言葉として表されることがある。ただし、外国語音を日本語でどう捉えるか、仮名でどのように表記するかという問題があるため、その多寡を単純には結論づけられない。

  • 広東語には [ŋ̍] および [m̩] という音節主音が存在する。例えば漢姓によくある「」の発音は [ŋ̍] であり、香港の喜劇俳優「呉孟達」の名前を片仮名表記する場合「ン・マンタッ」と書く。
  • 台湾語閩南語)で「」および「」の発音は [ŋ̍] である(声調が異なる)。どちらも姓として使用する。
  • ベトナムで最もポピュラーな姓は「阮」 (Nguyễn) であるが、日本語では「グエン」と表記することが多い。
  • インドネシアバリ島の玄関口であるデンパサール国際空港の正式名称はイ・グスティ・ングラ・ライ国際空港(Bandara Internasional I Gusthi Ngurah Rai) であり、これは独立戦争の英雄グスティ・ングラライに因んでいる。ただしこれについては、「グラライ」の片仮名表記もまた存在する。
  • アフリカではンジャメナチャドの首都)、ンゴマンゴロンゴロキリマンジャロ (Kilima-Njaro)、ユッスー・ンドゥールなど「ン」から始まる名前・単語が存在する。ただし「ン」の代わりに、「ウン」、「エン」、「エム」、「ヌ」、「ム」に置き換えられることがある。(エムボマエンクルマヌデレバタボ・ムベキ
  • イタリアにはンドランゲタ ('Ndrangheta)という犯罪組織が存在する。
  • ニュージーランドには先住民の言語のマーオリ語の地名があるが、それらの中にはンゴンゴタハー (Ngongotahā)、ンガイオ (Ngaio)といった語頭に「ン」が付く例がいくつかある。しかし、ニュージーランドの英語話者はその地名の綴りの"ngo"、"nga"の部分を一音節だと認識するものの、"ng"から始まる音節が英語には存在しないため、"g"の部分は発音せずに"ノンゴタハ"、"ナイオ"の様に発音している。
  • いろは四十八組に「ん組」は存在しなかった。最後に追加された48番目の組は「本組」と称した。
  • しりとり遊びにおいては、次に繋げられないために、「最後に『ん』の付く言葉を言った者が負け」というルールになっていることが普通である。
  • 発音が聞き取りにくいため、日本の自動車用ナンバープレートには「ん」が用いられない。
  • 落語の演題の一つに『ん廻し』がある。
  • 五味太郎作の絵本に『ん ん ん ん ん』という作品がある。作品内で文字は「ん」しか使われていない。

「ん」に関わる諸事項

  • な行ら行音などが「ん」に変化する(音便)ことを、撥音便という。
    • 例:「〜なです」→「〜なです」、「ぼく家(うち)」→「ぼくち」、「せとす」⇒「せとす」、「〜なめり」⇒「〜なめり」、「たまない」⇒ 「たまない」
    • 方言の例:「あるの」→「あんの/あるん」、「あるので」→「あるんで/あんので/あんで」
  • 「はねる音」「撥音」と呼ばれるのは、平仮名の「ん」、片仮名の「ン」ともに字形が「撥ねている」からであり、促音(つまる音、『っ』)が音声上の特徴から命名されているのとは異なっている。
  • 日本発祥の医薬品の多くに「ン」で終わる商品名が付けられる。これは西洋医学で用いられる化合物の名称が「ン」で終わることが多かったため。
  • 日本のお笑い界では、コンビ名に「ん」が付くと売れるというジンクスがある(「ダウンタウン」「ウッチャンナンチャン」「とんねるず」など)[23][24]
  • 広辞苑の最後の見出し語は初版から第六版まで一貫して「んとす」であったが、2018年発行の第七版で新しく「んぼう」が追加され最後の語となった[25]

「ん」が日本語に現れる時期

「ん」という文字が広く使われるようになったのは室町時代頃とされるが、詳しい時期については分かっていない。『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』には「ん」音を表記する文字(万葉仮名)は見当たらない。このことから古代日本語には「ん」音はなかったと推定され、中国から経典などが輸入されたときに同時に「ん」相当音も移入されたと考えられる。ただし当初は-nと-mを区別していたと考えられ、-mの影響は「さん」(三位)などの連声形に残っている。藤原定家の息子である藤原為家嘉禎2年(1236年)に紀貫之平安時代初期)の直筆本に従って書写した為家筆本『土佐日記』(大阪青山歴史文学博物館蔵、国宝)では、「ん」の字形で「む・う・も・ん」の音を示す単語に共通して用いられている[26]が、一般には平安時代以降、撥音便化した助動詞「む、なむ、けむ、らむ」などについては、「ん」と読む場合も「」がそのまま用いられた。

脚注

  1. ^ 坂口安吾新作いろは加留多
  2. ^ 日下部重太郎「字音尾ŋ,n,mの沿革如何」『音声の研究3』日本音声学会、1930年、87頁。 
  3. ^ 猪塚恵美子、猪塚元「日本語の音声入門 全面改訂版」バベル・プレス『日本語教師トレーニングマニュアル1』2003年 99頁
  4. ^ 口蓋垂鼻音とは”. コトバンク (kotobank.jp). 2021年8月7日閲覧。
  5. ^ a b 猪塚恵美子、猪塚元「日本語の音声入門 全面改訂版」バベル・プレス『日本語教師トレーニングマニュアル1』2003年 98,101頁
  6. ^ 服部四郎「「ン」に就いて」『音声の研究3』日本音声学会 昭和5年(1930年) 41頁。
  7. ^ a b c d e f g 言語研究の変遷”. 東京外国語大学. p. 26. 2021年8月7日閲覧。
  8. ^ a b 猪塚恵美子、猪塚元「日本語の音声入門 全面改訂版」バベル・プレス『日本語教師トレーニングマニュアル1』2003年 101頁
  9. ^ 両唇鼻音とは”. コトバンク (kotobank.jp). 2021年8月7日閲覧。
  10. ^ 平田鬼丸「国語の撥音」『音声の研究』 4巻、日本音声学会、1931年、38頁。 
  11. ^ a b c d 猪塚恵美子、猪塚元「日本語の音声入門 全面改訂版」バベル・プレス『日本語教師トレーニングマニュアル1』2003年 98,100頁
  12. ^ a b c d e 服部四郎「「ン」に就いて」『音声の研究3』日本音声学会、1930年、42頁。 
  13. ^ a b c d e f g h i 猪塚恵美子、猪塚元「日本語の音声入門 全面改訂版」バベル・プレス『日本語教師トレーニングマニュアル1』2003年 100頁
  14. ^ 歯茎鼻音とは”. コトバンク (kotobank.jp). 2021年8月7日閲覧。
  15. ^ 硬口蓋鼻音とは”. コトバンク (kotobank.jp). 2021年8月7日閲覧。
  16. ^ 軟口蓋鼻音とは”. コトバンク (kotobank.jp). 2021年8月7日閲覧。
  17. ^ 鼻母音とは”. コトバンク (kotobank.jp). 2021年8月7日閲覧。
  18. ^ Maekawa, Kikuo (2021). “Production of the utterance-final moraic nasal in Japanese: A real-time MRI study”. Journal of the International Phonetic Association 09 June 2021: 1–24. doi:10.1017/S0025100321000050. 
  19. ^ 万葉仮名|国史大辞典・日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典|ジャパンナレッジ (japanknowledge.com) 2021年8月1日閲覧。
  20. ^ 菩提点とは「空点」ともいい、梵字の頂部に点を打ち「ん」音を加える(例:ア→アン)。空点の下に「荘厳点」を添えることがあるが(音は変わらない)、この空点と荘厳点を合わせた形が「ン」と同じ形になる。片仮名が経典などの漢籍に読みを付けるため発明されたことを考慮すれば、片仮名「ン」の成立根拠として有力とすべきであろう。
  21. ^ 松村明; 今泉忠義; 守随憲治, eds. (1981), “国語・国文法用語解説「撥音」”, 旺文社古語辞典 新版, 東京都新宿区: 旺文社 
  22. ^ 外国の地名では撥音でb/m/pの前でmを使用ぜず、nを使用した表記が多く見られる。代表例として国名のデンマーク (Danmark) やミャンマー (Myanmar) 、スコットランド首都エディンバラ (Edinburgh) やオーストラリア首都キャンベラ (Canberra) などが正式な英名表記として採用されている。
  23. ^ コンビ名に「ん」、名前に「し」…人気芸人の名前に隠された“秘密”とは
  24. ^ 売れる芸人の名前にはジンクスがあった!最強の名前を持つお笑いは誰だ!?
  25. ^ 広辞苑、こんなとこも変わってた 校閲記者の視点でチェックしました
  26. ^ 石塚秀雄「平安時代における仮名表記の諸問題-『土佐日記』を資料として」(教育総合研究 : 日本教育大学院大学紀要 2, 145-153, 2009-03)

関連項目


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 10:07 UTC 版)

仙台弁」の記事における「ん」の解説

んだ (そうだ。肯定の意味) んだいっちゃ〜 (そうだよね〜 肯定同意求めるとき) んだから、だから (まさにそうです。強い同意を示す間投詞んだすぺ? (そうでしょう丁寧語んだっちゃ、だれ〜 (そうに決まってるじゃん。「当然である」ことをいう時) んだっけんども (そうだけれども) んだべ? (そうだろ?) んで (じゃあね。バイバイ「んでね」とも) んでねぐ (そうではない。否定の意味んでねくてや〜 (そうじゃなくてさ〜)

※この「ん」の解説は、「仙台弁」の解説の一部です。
「ん」を含む「仙台弁」の記事については、「仙台弁」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/12/08 14:49 UTC 版)

助動詞

  1. 打ち消し助動詞「ぬ」の撥音形)~でない。(中部地方から沖縄県にかけての方言常用される。共通語においては方言的あるいは古風老成といった印象与えるが、助動詞「ます」に付くときだけは例外的に常用される)
  2. 推量文語助動詞「む」の撥音形)~う、~だろう、~しよう。(現在は文語、または文語的な文章、特別な言い回し以外では使わない
  3. 三河弁命令を表す。〜しなさい。関連語:りん
    段・上一段下一段活用動詞連用形サ行変格活用動詞連用形未然形カ行変格活用動詞連用形接続する語頭に「お」をつけることもある。

名詞

  1. 形式名詞「の」の転訛口語用言を受け、だ、ですの前で使われる
    方言ではさらに広く用いられる
    • どこ行く? 用事でもあるか。
    • おまえがやったちゃうかい。

助詞

  1. 「の」の転訛くだけた口語一部名詞の前で使われる
    • わたしちだ。あがんなさい。
  2. 「に」の転訛くだけた口語主になるの前で使われる

接尾辞

  1. 人名などをもじって可愛らしいさ愛らしいさ強調したあだ名作る。とくに女の子の名前に対して付くことが多い。
    • ひかり → ひかり詩織しおり → しおり一二三ひふみ → ひふみ佳純かすみ → かすみ

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「ん、ン」で始まる日本語

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