情報通信審議会
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2006年1月23日から同年6月29日までの間、高速電力線搬送通信設備に係る許容値及び測定法について審議され PLCを利用している設備から10m(田園環境では30m)離れた地点で周囲の雑音レベル以下になること 建物の遮蔽によって電磁波が減衰する効果も見込む あらゆる家屋のうち99%の家屋で漏洩電磁波強度が周囲雑音以下になること 等漏洩電磁波を周囲の雑音以下にする答申「PLC機器が発生するコモンモード電流は、2MHz - 15MHz : 30dBμA (31μA)、15MHz - 30MHz : 20dBμA (10μA)」の許容値案が示された。なお、この際に仮定された周囲雑音レベルは、2MHz - 15MHz : 28dBμV/m、15MHz - 30MHz : 18dBμV/m であった。 その後、高速電力線搬送通信設備作業班においては、①事業者等からの具体的提案の集約 ②漏えい電波低減技術の効果の検証 ③無線利用との共存可能性・共存条件の検討 ④その他関連する事項の審議が行われている。 2011年3月11日から2012年6月4日まで、 同一敷地内に設置される高速PLC設備間で通信を行うものであって、屋外(分電盤※より負荷側)に設置された高速PLC設備に係る許容値及び測定法について審議され、2012年10月19日情報通信審議会により答申「屋外PLC設備が発生するコモンモード電流は、屋内PLC設備より10dB低い、2MHz - 15MHz : 20dBμA 、15MHz - 30MHz : 10dBμA 」の許容値案が示された。 ※同一施設内に複数の分電盤が存在する大規模施設の場合、各分電盤を集約した施設全体の分電盤を指す。 2017年10月20日から2019年4月25日まで、 高速PLC設備の三相電力線での使用および鋼船内での使用に係る審議が行われた。 2019年7月23日情報通信審議会により答申「PLC 設備を接続できる電力線として、600V 以下の単相及び三相交流用電力線の利用も可能とすることおよび鋼船における屋内用PLC 設備の利用を可能とすること。」の使用範囲の拡大案が示された。
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