「WWDJAPAN」2月3日号は、2025-26年秋冬メンズ・コレクション速報です。イタリア・フィレンツェの合同展「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」からミラノ、パリまで、3都市のメンズを速報で総括します。表紙と巻頭には、パリ・メンズ・ファッション・ウイークで存在感を示した日本人デザイナーたちが登場します。
昨年から相次ぐデザイナー人事の影響で、今シーズンは複数のメゾンがメンズ・ファッション・ウイークへの参加を見送りました。そのような状況でも気を吐いたのが、日本人デザイナーたちです。ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)率いる「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はNIGO®とタッグを組み、日本の文化やストリートカルチャーにオマージュを捧げるコレクションを披露しました。
圧巻の御三家、奮起する中堅
反戦を訴えた会心の「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」や、高いテーラリング技術をアピールした「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」、三宅一生の意志を継ぐ「アイム メン(IM MEN)」のデビューショーなど、日本が誇るベテラン勢もファッション・ウイークを大いに盛り上げました。さらに、デザイナー引退を表明した「カラー(KOLOR)」や、世界的ブランドへと成長を続ける「オーラリー(AURALEE)」、異端の存在感が際立つ「キディル(KIDILL)」「ダブレット(DOUBLET)」「ターク(TAAKK)」のコレクションも掲載。中堅デザイナーは、どのような思いでパリの大舞台に参加しているのかも聞きました。そして、招待デザイナーとして「セッチュウ(SETCHU)」も参加した、「ピッティ」での日本人の活躍も紹介します。
ほかにも、現地取材で感じたメンズの新たな傾向も紹介します。人間の本能に忠実な日常服と、色気を強調するスタイルの2つの新潮流は、どのような背景から生まれているのかを読み解きます。また、ファッション業界でも話題の「朝日新聞」による“パリコレ詐欺”の記事担当者に、記事制作の裏側を取材。記事化に至った背景などを聞きました。
(Cover Credit)
PHOTO:KO TSUCHIYA
ART DIRECTION & DESIGN:RYO TOMIZUKA
COVER REELS DESIGN:CHIGE(GWISUB JUNG)