9月の日銀・実質輸出入は、前月比+5.4と4か月連続の増となり、コロナ前水準にもう一息のところまで来た。貿易統計の前年同月比では-4.9%である。地域別では、米国は、自動車が伸びて、前年同月比+0.7%とプラスに達し、中国は+14.0%まで伸びた。EUは-10.6と二桁マイナスだが、前月の-19.2%から大きく縮めている。景気の起動力の輸出が戻れば、設備投資も戻ってくる。製造業の機械受注が底入れし、鉱工業生産の資本財の予測が上向いたように。コロナ禍ショックも並みの不況くらいのレベルになってきた。
(図)
(今日までの日経)
欧州感染者、第1波の3倍。中国成長率、「コロナ前」に迫る 7~9月4.9%。輸出入の物価差 所得8兆円生む。
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(今日までの日経)
欧州感染者、第1波の3倍。中国成長率、「コロナ前」に迫る 7~9月4.9%。輸出入の物価差 所得8兆円生む。