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( この写真は、前回の写真と同じ場所、私が務めるJプロのアシスタントデスクです。画面には、私の隣にある二つ
のデスクが写っています。二つとも以前は先輩アシスタントが使用していたのですが、今では、ゴミの様な堆積物
とホコリに埋もれております・・・・・《 2011年12月、撮影 》 )
【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】
その10
《 漫画家アシスタントが・・・テレビを信じない理由・・・!? 》
良いにつけ悪いにつけ誰でもマスコミと関わりを持つことが一度や二度はあるかと思います。
私は、このブログを始めた事で新聞や雑誌、さらにはラジオやネットテレビからの出演依頼ま
で、ありがたい事に関わりを持たせてもらいました・・・・・
そこで、今回は特にテレビについて書いてみたいと思います・・・・・
日常、最もよく接しますし・・・・・また、信頼もしているテレビなのですが・・・・・・・
・・・その実態は、かなりいい加減なものではないのか・・・・・と、いうのが私の結論です。
一般にテレビに出る事を・・・・・「凄い」とか、テレビに出ている人だから「 信用できる 」
とか勝手に思い込んでいますが、これは単なる錯覚にすぎません。
私は、テレビに出ている弁護士や学者をまったく信じていません。( レベルが高いとは思えな
い )
それには、こんな理由があります・・・・・・
私が「 サイコホスピダー 」という栃木県の精神病院で実際に起こった「 リンチ殺人 」事件を
あつかった漫画を制作している時に、事件の被害者救済に尽力された精神科医を取材した事が
あります。( たまたま私の住む埼玉県の浦和に氏の務める病院があったのです )
この先生はユニークな人で、東大出身者ですが、東大闘争で活躍(?)した事もあり、また、上
記の「 人権裁判 」などにも関わる「 統合失調症の名医 」と一部で高い評価を受ける人物でし
た。
「 先生は、テレビから出演の依頼とかはなかったのですか? 」
「 ありましたよ・・・・・・でも、出ませんよ 」
「 ・・・・・・なぜ・・・・・・出ないんですか? 」
「 事件を起こした犯人の精神分析( コメント )を頼まれたのですが・・・・・・そんな
事、出来ませんから・・・・・・って 」
ちなみに、この先生は女性です。 元東大全共闘の女活動家!( って言ったら怒られるかも )
私は、なぜ「 出来ない 」のか分からなかったので説明してもらうと・・・・・・
「 患者の診断は、簡単じゃないのよ・・・・・・1ヶ月位かけてやっと診断がつく場合
もあるのに、テレビや新聞の報道だけで、患者( 犯人 )の心理分析をするなんて無茶
なのよ! 」
さらに・・・・・・
「 私が、そう言って断ると・・・・・・テレビ局の人が・・・・・・皆さん、そう
言って断られるので困ってるんですよ・・・・・・ですって。 当り前よ、まと
もな医者なら出ないわよね! 」
「 じゃあ・・・・・・あの・・・・よくテレビに出ている精神科医のA先生は・・・
・・・いったい・・・・・・ 」
この質問には、先生はゲラゲラ笑うだけで何も喋ってくれないので・・・・・・
「 私の友人でその妹さんが鬱病でA先生に診てもらった時に、薬をもらったのです
が・・・・その薬を一度に呑んで自殺未遂してしまったのです・・・・やっぱ
りあの先生は・・・ 」( 自殺しそうな患者に強い薬を与えるのは相当なバカ医者 )
「 あの人、臨床出来るの? 彼( A医師 )に診てもらう人がいるなんて信じられない! 」
専門医から完全に疑問視されている精神科医がテレビで堂々と犯罪者の精神分析( 当てず
っぽう? )をし、アナウンサーもゲストも感心し・・・・・挙句の果てに・・・・・・
「 テレビに出ている先生だから信頼できる 」
・・・・・・などという錯覚を生みだしているわけです。
医者にしろ、弁護士にしろ、本来の業務に多忙で、とてもテレビに出演なんかしている時
間はないと考えるのが健常な判断なのではないでしょうか。( 天才的な先生なら両立も可
能かも知れませんが )
私の友人でADHD( 注意欠陥多動性障害・遅刻しやすいとか気移りしやすい、自己中など
の症状 )で医師の診察を受けている人がいるのですが、某テレビ放送局でこの「 ADHD 」
の報道番組を作成した時に取材を受けたのです・・・・・・
この病気の症状は、外見上まったく分かりません。 また、その行動もほとんど普通の人
と極端な違いは見られません。( 私の個人的な感想です )
「 遅刻 」や「 気移り 」などは誰にでもあることですから、程度の違いだけではよく分か
らないのです。
番組の取材クルーでは長い時間( 一週間以上 )カメラを回しても「 いい画像(え) 」が撮れな
いと、困惑していたそうです。
結局、取材班は「 見世物 」としての面白さが撮れない事にジレンマを感じていたのでしょ
う・・・・・そこで、一つの作戦を考え出しました。
それは・・・・・
私の友人の家( マンションの一室 )の全ての部屋にカメラを設置し、24時間体制で彼を撮影
し続けるというものでした・・・・・
「 漫画家アシスタント 第9章 その11 」( 2月20日頃公開 ) へつづく・・・・
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【 各章案内 】 「第1章 改訂版」 「第2章 改訂版」 「第3章 改訂版」
「第4章 その1」 「第5章 その1」 「第6章 その1」
「第7章 その1」 「第8章 その1」 「第9章 その1」
「諦めま章 その1」 「古い話で章 その1」
「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」
その先輩アシスタントは、どうしてJプロを辞めることになったのでしょうか。
いまは、何をされていますか。
>ない )
そういえば三流のテレビタレントだった弁護士が、今は大阪ファシスト党……、いや維新の会でしたか、それの独裁者になっていますね。
テレビに出てる人はいい人という妄想に取り付かれた老人達に支持され、最近では政治塾に親衛隊員ならぬ、橋下信者が殺到しているとか。
まさか現代日本でファシストの台頭をリアルタイムで見る羽目になるとは、世も末です。
>みみさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>その先輩アシスタントは、どうしてJプロを辞めることにな
>ったのでしょうか。
写真に写っているデスクには、以前、第3章で登場し、独立した
けど連載が続かず、貧窮生活の果てにソープ漫画で返り咲いたガ
ンさん。
そして、もう一人は、サラ金などの多重債務で苦しみ、先生に助
けてもらった先輩です。この先輩の話も以前書かせてもらいまし
た。
この先輩は、借金から解放された後で、転職していかれました・・・
・・・・この前後の事情は今、書けないのですが・・・・許可が頂ければ
書いてみたいと思っています。
>ふじもんさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>今は大阪ファシスト党……、いや維新の会でしたか・・・・
「維新の会」ってなんだか時代錯誤なネーミングですね・・・・・。(セ
ンスは最低)
ちなみに、橋下氏は6月の29日生まれの様ですが・・・・・4月20日
(ヒトラーの誕生日)だったら面白かったのにと、ちょっと残念。
>はやぶささん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>J先生とテレビにまつわるようなお話を聞かれたことはない
>のでしょうか
最近は・・・・・すっかり・・・・・テレビ出演の話を聞きません・・・・・・・・・
バブルの頃(20年以上前)には、「徹子の部屋」とか「タモリのい
いとも」、NHKの教育テレビなどに出演した事があったのですが・・・・・
今では、まったく「オファー」を聞きません・・・・・・・・
ただ、去年だったか、一昨年だったか、「銭~」がテレビドラマに
なったり、また、今年の秋には「○シュラ」(問題作!)がついに
アニメ映画になるとの話も聞いておりますので・・・・・
今年の秋以降・・・・・・アニメ界で話題になり、テレビに出演する
事もあるかも知れませんです・・・・・・・・。
ごく最近のビッグコミック巻頭のインタビュー記事で、
お写真を拝見した時は、まだまだ十分元気そうでしたが…。
奥様を亡くされてから、「仕事や生活に張り合いがない」みたいなことを語っておりましたね…。
「アシュラ」J秋山
長い間、「表現に問題あり」として、長年、「出版差し止め、再版禁止」あつかいだったらしいのですが、
2009年ごろ、文庫版で再版されたものを
古本屋で発見しました…。
「伝説のマンガ」に、巡り合った喜びとともに、パラパラと立ち読みすると…。
死体に群がる、ハエやウジ虫の描写が、妙にリアルで…。
お肉が食べれなくなってしまいました…。
(※お肉を食べるとき、なぜかいつも「アシュラ」の場面を連想してしまうようになりました…)
「アシュラ」アニメ化ですか?
見る人は、「お肉が食べられなくなる」ことを覚悟した方がよさそうです…。
ジョージA先生、ゴメンナサイ……。
「 「アシュラ」は数々の名作、奇作、衝撃作を描いたジョージ秋山の代表作と呼べるであろう作品である。
人肉を食べる描写などが問題となり、一部地域で有害指定図書に指定され、連載第一回が掲載された少年マガジンの回収騒ぎを起こした事などでも伝説となっている。
実際、読んでみると大人向け雑誌ならまだしも、少年マガジンでの連載なら当然の反応だろうな、と思う。しかし、世間への挑戦的に騒ぎを起こした永井豪などの場合と違い、あえて少年誌で年少の読者たち(といっても当時、少年マガジンは全共闘の学生達の間でも広く読まれていたが)に厳しいテーマをぶつけてみよう、といった精神が感じられる。
実際、作者は「銭ゲバ」や「告白」など、他にもとんでもない作品を少年サンデー等で連載したりしている。それに比べて青年誌では、あえておとなしめの作品(その代わり深みがある)を描いている。そのあたりでも、その意思は感じ取れるのではないだろうか。
この作品「アシュラ」は、飢えた男が子供に喰らいつくシーンから始まる。
そして、悲惨な飢餓状態の描写の後、人を殺してその肉をむさぼり食う狂女が現れる。これが主人公アシュラの母親となる女である。
身体に子供を宿しながら、屍肉を喰らったり、人を殺してその肉を食べたりして生きながらえて、ついに子供(アシュラ)を産み落とす。
しかし、アシュラを生んだ後、食料が完全に無くなってしまう。
半狂乱の状態でありながらも、愛情を持って赤ん坊を育ててきた女だったが、食料となるものが目の前の子供だけとなり、ついに自分の子供を火の中に投げ込み食おうとする。だが、ここで激しい嵐が起こり、洪水に流されたアシュラは瀕死の状態ながらも命を取り留める。
ここから、アシュラの凄まじい物語は始まる。
大人でも生き残れない悲惨な飢餓状態の中、アシュラは驚異的な生命力で生き延びてゆく。しかし、それは人間とは程遠い獣として生きて行くことになる。
ただ本能に忠実に、食うため、身を守るために人を殺し、人肉を食う事や人を殺すことに何のためらいも見せない。
年端も行かないアシュラが生き延びるためには仕方の無い事とはいえ、あまりに凄惨な生き方である。
この作品に何度も何度も挿入されるセリフ「生まれてこないほうがよかったのに」という言葉が実に痛切に迫ってくる。
しかしその後、での仲間や父親・太夫との出会い、荘園に暮らす優しい娘・若狭とのふれあい、アシュラを哀れみ人の道を説く法師の教えなどにより、アシュラに少しずつ人間の心が芽生え始める。
だがそれは、獣として人間の幸せとは無縁に生きてきたアシュラの心に激しい苛立ちを生む事になる。
それは手に入れられなかった家族愛、母親からの愛情(ましてアシュラは母親に食われそうになった)への憧憬、そしてそれらは自分は絶対に得られないであろうという絶望感である。
その為、幸福そうな家族団欒の光景を見て、その一家を皆殺しにしてしまうような行動も起こす。
アシュラが食うためや、身を守るため以外に殺戮行為を行ったのは、これが最初である。人間的な心が芽生えた事により、初めて無益な殺人を犯してしまうというのは、なかなか皮肉な描写である。
自分を食べようとした母親に殺意を抱いていたアシュラだが、最後もシーンでは、絶命した母親にすがりつき号泣する。
そして、母親の墓の前でたたずむアシュラが描かれた最後のコマに挿入されたアシュラのセリフは「生まれてこないほうがよかったのに」、である。
ここでのアシュラの目線は読者に向かっており、この「生まれてこないほうがよかったのに」というセリフは読者に向けられた「問い」なのかも知れない、と思わせる。非常に考えさせられる、痛みを持ったラストシーンである。
アシュラほどではないにしろ、多くの人が自分の生まれた環境に大なり小なり不満を持ったことがあると思う。
当時少年マガジンの読者であった、子供たち(大学生も含めて)ならばなおさらだろう。
これ以上ない最悪な環境に生まれ、親を恨み、世界を呪い、「人間らしさ」の意味を問うたアシュラの物語は、少年誌で連載することにこそ、本当の価値があったのだと。」
http://www5e.biglobe.ne.jp/~rolling/j-akiyama%20review.htm
>Unknownさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
>お肉が食べられなくなる・・・・
焼肉店ならびに精肉業者の皆様、作者に変わりましてお詫び申し
上げます。
>山のカラスさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「アシュラ」のお知らせ、ありがとうございました。
それにしても、なぜ、今頃になってアニメ化の話が出て来たのか
不思議ですが・・・・・
たまにあるんですよね、こうした事が・・・・・。
ロミオとジュリエットをベースに、ダンスウィズウルブスを背景に、2億ドルもかけて、特撮ガンダムを見たような感じ。
迫力はすごかったです。
きっと、アリエッティーの10倍ぐらい、製作費がかかっているんでしょうね。
でも、なんだかむなしい感じも残りました。
戦闘シーンはナウシカのようでもあります。
>ようやく「アバター」をTVで見ました。
私はジェームズキャメロン監督が大好き(最も敬愛する監督の一
人)でして、「ターミネーター」以来、各作品を何度も観ており
ます。
「アバター」は「タイタニック」ほどではないにしろ充分に楽し
める作品だったと思います。
>戦闘シーンはナウシカのようでもあります。
監督自身が反戦主義者(?)なのでしょうから「戦闘シーン」が
「超ド級」という訳にはいかなかったかもしれません・・・・・
ただ、私も、「アバター」を見ていて「宮崎アニメ」を何度も連
想しました。 ひょっとすると、ジェームズキャメロン監督は、
宮崎アニメのファンかもしれません・・・・・・
ちなみに、アカデミー賞では、「ハートロッカー」に負けてしま
い作品賞、監督賞を逃しましたが、どちらがより優れた作品かは、
もう少し時間が経てばハッキリする様な気がします。
それにしても、あの「アバター」のヒロイン・・・・・・何度見ても神
田うのに似ている・・・・・・・・
おとといは、あのドジョウ氏まで、9時のNHKにアナウンサーの隣に怪しげなドウランをぬって座って、消費税の話をしていた。
少子化の影響で、毎年1兆円ずつ増える社会保障費が持たないから、消費税で応分の負担をお願いしたいと言う。
しかし、年金を中心に何が、どのくらい持たないか、は決して話さない。
来年の国会に、その詳細を出すと民主党は主張している。
まあ、恐ろしくて、話せないのだろうと思う。
国民年金だけの人は、毎月1.5万円、年間18万円、夫婦では、36万円支払っている。
これを通常40年間払うと、今は65歳から20年間毎月6.5万円受取り、年間78万円、夫婦では、156万円受取ることになる。
毎年36万円支払うと、40年間で1440万円払い、65歳から毎年156万円受取ると、20年間(85歳で御臨終)で3120万円受取るので、2倍ちょっともらえる。
2年前から、40年間で1440万円払うと、税金で40年間で1440万円分補助してくれるから、国は2880万円-3120万円=250万円のやや赤字となる。
1年100万人(国民数8500万人)いると、250万円の赤字は、毎年2.5兆円の赤字となる。
問題は、年金が積立金の返還ではなく、賦課方式(課税方式)で、2004年から、現役から取り上げた年金税は、60歳以上の老人に全額配ってしまい、それでも足りなくて、過去の積立余剰金150兆円から取り崩し、この10年間で40兆円も減って、今は、110兆円しかなく、団塊の世代が今年から、もらい始めたので、加速度的にこの取り崩しは進み、あと、12年で貯金箱は空になるようだ。
その先は、子供手当と同じく、年金支給額は、半分しか配れないということになる。
つまり、国民年金だけの人は、夫婦で156万円から、78万円、つまり、夫婦で月6.5万円の生活となる。
生活保護費は、毎年240万円から、まぁ、限りなくゼロになるだろう。
次回は厚生年金族について、検討してみたい。
年金が半分になるのだから、国会も半分、当然参議院は廃止だ。