これは高卒で鬱の私がデザイナーとして年収550万円になるために行ったことの記録です。
簡単な略歴
3. 退職し、実家で休む。短期のバイトで働くことに少しずつ復帰する
5. 転職し、派遣社員として某金融会社の事務兼デザイナーで働く
はじめに書きたいのですが、正社員になることは完全に運です。
正社員として働きたくても働けない人が沢山います。私もそのひとりでした。
1 早く働きたかったのと、実践的な教育が受けられそうだったので専修学校に行きました。専修学校は卒業証書がもらえないので、最終学歴は高卒になります。受かった会社にあまり考えないで入った…ので今考えればオマエ〜〜!もっと考えろ〜!と思います。
2 いや〜、パワハラの嵐で大変でした!社長、ディレクター、先輩デザイナー、同時期に入社したデザイナー、私だったんですが、ディレクターが理不尽すぎて、半年で辞めました。あとで聞いた話では同時期に入社したデザイナーも私のすぐ後で辞めてます。
ここがブラックだった!
a. 定時で帰ろうとすると怒られる
b. デザイナー経験1ヶ月の私の案が良くないと「もともとのセンスがないから」
c. 当日に飲み会と称して畳敷きの居酒屋で説教4時間。正座した足が痛くなった。
d. 有料素材サイトのロゴ入り参考画像を無断使用するためにロゴを消す作業をさせられる
e. 国民健康保険加入
以上の会社で月給16万円でした。
3 労基などに相談した結果、退社。ここから半年ほどの記憶があまりない。鬱で寝てた。実家に住んでいたので貯金を崩しながら親に面倒を見てもらいました。
ここからがこの話の本番です。
4 出来るだけパワハラに合わないよう、体力が持つように以下のことを決めました。
a. まずは働くということに慣れる
b. 出来るだけパワハラを避けるため、中規模の会社でデザイン以外の業種にする
タウン誌の「Photoshopができる人募集」に応募したらなぜか企業サイトの管理人になった。ありがたいことに、エンジニアの上司は進行管理以外のことにうるさくなく、ばかにされることはなかった。ここで2年ほど勤めているうちに体力が少しづつつき、残業なしならフルタイムで働ける気がしてきた。
両親が田舎に引っ越すタイミングを気に、自活できる仕事に転職することにした。
5 給料は大事だけど、一番大事なのは働き続けられることなので今回の転職で重要視した点です。
c. 両親が引っ越し終わると家がなくなるのでできるだけ早く仕事を見つける
最初から残業なしの派遣社員に的を絞り、転職活動をしました。とにかくたくさんの派遣会社にコンタクトをとり、前職バイトでも面接に進める会社に面接に行った。色んな業種の中でも一番縁のなさそうな金融会社に決定。
事務職という名目のデザイナーでした。これ探せば意外とあるので、デザイン経験があまりなくゆっくり始めたい人にとっては実はオススメだと思います。ただしここでも職場内オンリーワンデザイナーになるので自分で実力をアップデートしなければなりません。まじめに勉強会に出たりしなくても、ネット検索でたいていはどうにかなります。
ここではけっこう長く働き、その間に学生時代からの彼氏と結婚をし、家庭の事情でまた鬱が悪化しました。
6 とはいえさすがに上がらない給料と仕事が簡単すぎるように感じられることと鬱がちょっと回復し転職の準備ができる体力になってきたので今回は正社員目指して転職しようとしました。
やったことは以下の通りです。
a. 所属派遣会社の派遣から正社員へステップアップセミナーに参加する
→× 在宅ワークはまだそんなに求人数がなく、いいのを見つけられなかった
結局別の会社で派遣社員として働く。ただし、過去に派遣から正社員になったことある人がいるかどうかを確認し、一縷の望みをかけて入社しました。あと時給は上がった。
ここでのエージェントと面接を受けた会社のことは後編で書きます。
7 「派遣社員から正社員のお誘いとかないのかな〜」と思っていましたが、そんなに甘くはなかった。ので、「『今の仕事には満足しているのですが(←重要)』これからの人生を考えて長く働ける正社員になりたいので転職活動をします」と上司に言ったところ、「正社員だったらうちで働き続けられる?」となったので、「条件にもよりますけどそうですね」と言ったらうまい具合に話が転がり、正社員になりました。収入はとても上がりました。
結構な年数をかけて現状に至りました。とりあえずは満足してます。家庭の事情の方もとりあえず落ち着き、残業もあまりないので。
ただ鬱は治っていませんので、これからも付き合ってかなきゃいけないんだろうな、と思います。通院は続けます。
この文章を書いた理由は特にないんですけど、住める家がなくなるかもしれないと思ってた頃やとても鬱だった頃の自分が見たら何かの助けになるかもしれないかなと思って書きました。
後半も読んでね。
うんち
働けるのに鬱ってなんかちがくね? それホンマに鬱なん?
希望が湧いてきた 続きを読みたい