ひろゆきに関しては過大評価する人と過小評価する人だらけで、自分から見て妥当な評価をあんまり見ない気がするので書いてみる。
2chを作ったことの何が凄いか。当時すでに同様の掲示板は他にもあったし、ひろゆき自身のプログラミング能力もトップレベルというほどでもない。
ただ、当時はだれもトラフィックの大きい掲示板を継続可能なかたちで運営できていなかった。主にサーバー費用と荒らし対策の面で。
ひろゆきは、今では普通になった広告モデルと課金モデルを掲示板運営に導入して成功した。
広告収入で赤字を補うパターンはあったが、継続可能なレベルで収入を得続けるのは当時難しかった。
そのあたりは切込隊長こと山本一郎の活躍も大きかったのだろうが、そういうスキルのある人を活用できたのも強み。
実際にひろゆきと仕事をしてた人の話を聞くと、やっぱり人を扱うのが上手いというのを感じる。
そういった、何が正解かわからない中でうまくいく方法を見極めてサービスを大きくした経験はいまだに稀有なノウハウになっているように思う。
それから荒らしや違法書き込み対策を完璧にやりすぎず、運用コストのバランスを見極めたのも大きい。
このあたりも反感を買う原因だとは思うが、ツイッターもYouTubeも違法コンテンツやヘイトスピーチの対策はもともとガバガバで、
運営が軌道に乗ってきたら徐々に対策を強めていくというのが成功パターンと知られてきた。
そういう感覚を当時持っていた人はかなり少ない。
あとは、今となっては信じ難いが、匿名で発言しやすい雰囲気を作って、ハードルを下げることで他では得られない情報が集まりやすくする、
今だとFacebookよりもツイッターの方が気軽な発言や情報リークがしやすいという感覚。
ツイッターも大学教授や弁護士の肩書で箔をつけて発言する人は多いが、匿名だとそれもできず意見の説得力だけで評価される。
実際fjにもメーリングリストにもハンドル名の掲示板にも書かれない情報が2chに集まっていった。
ひろゆきといえばディベートの強さだが、最近ボロが出始めている感じもある。
ひろゆきのディベートの強さは、それなりに頭が良い人なので正当な意見もあり、一方で小手先のディベートテクニックもあり
最近はあまり詳しくないことをそれっぽく発言する部分がことさらに取り沙汰されて批判されているが、
もちろんそういう面もあり、実際に詳しくて正しいことも言っていることもあり、
発言に意味はなく単に相手を動揺させるための発言をすることもあり、
それらの境界線がわかりづらいことが強みと言えば強み。
最近は積極的に配信をおこない人気を取っているというのもある意味すごい。
ひろゆきぐらいになれば、別に今さら顔出しして動画でなにか言う必要もないとは思うのだが、
あれはニコ生とはまた違ったレベルで動画メディアが主流になる時代を読んで
実際それで人気配信者になるのもすごいし、本当の狙いはそこで得た動画の集客ノウハウを
使ったビジネスの方だと思う。
あなたおいくつ? あらそう じゃああなたのそれは大部分聞きかじりだね?
あやしいわーるどとかあめぞうの話を入れた方が説得力あると思う アリス・リデルは元気にしてるのだろうか
前書いたやつ anond:20210813081411