2023-06-16

若者プログレを聞いた方がいい5ツの理由

去年のざっくり今頃、若者プログレなんて聞くなよ~という事を書いた。

1年経ったが、とりあえずCD屋を見てもライブに出かけても特段若者が聞き始めた雰囲気はない、書いた効果かどうかは定かではないが(恐らく関係ない)、とりあえず題名目的継続的に達成されていると見て間違いはないだろう、

 

 

いい加減、本当に周りにジジイしかいない現状にほとほとウンザリしてきたのである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

去年はまだジジイしかいねえよぉ(笑)ネタに出来るくらいの精神だったのがディスクユニオン冴えない薄毛の男性しかいらっしゃらないプログレコーナー(あのリュックサック率は本当に何なんだ)やジジイにまみれてのライブ鑑賞(スティーブヒレッジとGongはよかったですね)、若い子もいるよ(笑)などという、俺はこの辺りには自然がねえなと言ってるのにぽつぽつと並ぶ街路樹を指さしていやあるやん(笑)、と同等の言論をぶつけられたりし、あれから1年、1年、1年…

 

ある日の神奈川県川崎駅

何か素敵な魔法でもかけたのかな?

クラブチッタへ向かう方向だけ、何故かおっさんジジイしかいない光景

これを見て、俺はなんとなく思った。

ジジイは、別に多いのではなく、若者が少なすぎるせいで相対的に多く見えてるだけでは?…

……

 

若者にもプログレを聞いてほしい!!!!!!!!!!!!!!!!!聞いてくれるような事を書こう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!俺もデケえ野外フェスにドサドサ出まくるプログレバンド達で盛り上がりてえ、家で女の子と二人プログレを聞いて、アハンウフンエモい雰囲気になりてぇんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!おい!!!!!!!!!70年代日本ロックファンメインストリームだったとかぜってぇ嘘だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!じゃあなんで20年代だとメインストリームじゃねえんじ!!!!!!!!!!!!!!クソが!!!!!!!!!!!!!!!!!!ドームワンマンライブしろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

というわけで始めてまいります蜘蛛の巣のように予防線を張り巡らせた結果所々「事が多い」という文言を多用するハメになったのでこの文章では「事が多い」=「@」と定義します。

おじさまウケがいい

これが割とデカバカにならない。

おじさまは(個人差がデカとはいえ若者好き@。おじさまから見るとなんとなく好きな若者さら自分趣味であるプログレを聞いている。これは…?恋が始まる

事は無いもののそこそこの好感度が叩き出せるのは想像に難くない、というか出る。居酒屋意気投合したおじさまにに酒奢ってもらったもん俺。へぇ若いのにプログレなんか聞くの!?いいねぇ~とでも言わせたらもう勝ち確モーション。

この年功序列社会におけるおじさまの立場金銭的パワーは若者の比ではなく、それなりに人生経験という面でも上手なので、交友の潤滑油として聞いてみるというのはそこそこにアリではないですか?俺の唯一の同年代プロトモ(プログレ友達)はなんかキーボード譲ってもらったらしいですよ?

 

…この前はジジイとか酷い事ばっか言っちゃって…ごめんね?あんなのうそうそ、俺らお兄さん達の事大好きだから。PFMの正式名称言えない奴はモグリとか、Soft Machineで一番好きなアルバムとか、そういういっぱいプログレの話しようね?チュッ♡

 

あえてタイパが悪いコンテンツ摂取するという余裕さを楽しむ

音楽自体時間芸術なので既にタイパという面では悪いがその中でもプログレクラシックと同じくらい悪い@。しかしあえて、あえて長い方を取る事により精神的余裕を味わえる。そうなのかな。

 

情報が多いし収集ラク

だいぶ円熟したジャンルなのもありプログレネット上に体系的な情報が多い。

名盤まとめサイトから名盤でもなんでもない奴までかなりの量を分類網羅してるサイト英語拒否感が無いなら世界中プログレをまとめたデータベースサイト http://www.progarchives.com/である。ググればだいたいすぐに出てくる。

まだ発展途上のジャンル場合アーティスト情報SNSニュースサイトちゃんとチェックしたりネットを駆けずりまわらないと出てこなかったりする@のを比べると情報収集が楽だ。こんなもん誰も聞いとらんやろwwww的な音源もどこかの知らないおじさまがレビューしてたりする。

キトーにググればOKストリーミング音源がたくさんある!Youtubeにも(時には合法、時には違法で…)丸々映像やら音源やらが上がっている!と音楽の複雑さとは裏腹に入門者フレンドリーな面がある。

 

日常音楽が多い

全体的に何らかの部分で凝っているジャンルである。凝りに凝った結果そん所そこらの音楽には出せない非日常世界が展開されるのだ。

こんこんと雪の降る古い日本家屋からイギリスの深い森の向こう、果てはヤバそうな異星の儀式や謎の宇宙空間などを非常にダイナミックに想起させる音楽というのはそう見つからない。無論視覚的だけではなく、強烈に鬱的な心象を与えてきたり、ようわからん驚きだったり…と部屋で一人ヘッドホンをしてじっくり耳を澄ますと音の向こう側にある普段生活では出会う事の無さそうななんか凄い世界精神を飛ばすことが出来る。

最近日常に飽きてきたというならおススメである

 

聞いてるとなんかかっこいいと思われる

先進的なロック、聴いとるんですが!?アピールすると職場学校イケてる人と思われる可能性がある!!

 

別に思われないかもしれない

 

様々なジャンルに興味が湧く

プログレミクスチャーである@。クラシックジャズに始まりケルトヨーロッパ伝統音楽、果てはガムラン等、世界中の様々なジャンルロックとの結合を試みている。プログレを橋掛りに知らないジャンルを好きになり、聴く音楽の幅がグングン広がる。もしかしたら一生を捧げられるような物に出会えるかもしれない。

同じくらいミクスチャーしがちなジャンルメタルがあるがあっちは溢れ迸る圧倒的パワーのせいで全てをメタルに塗りつぶしてしまうので、○○メタルに慣れたころいざ元のジャンルを聞くとパワー不足を感じるのだ。圧がね。足りんよね。なんか。

その分プログレは割と素材の味生かしがちなので参照元聞いても割と大丈夫

あとプログレ概念的なジャンルなので本当にいたるところ、全く関係なさそうなアーティストにもその面影を感じられたりする。終わらない音楽探求の世界へ、飛び込もう!(まあ皆さんそこまで飛び込みいかと言われると微妙かもしれない)

 

力尽きたんで誰かもっと挙げてください

  

Q&A

聞けって言うけどじゃあ何を聞けばいいの?

最寄りのおじさまにお尋ねくださいませ。

 

と突き放すのは良くないですね。

個人的には、最初は新しいバンドスタジオ盤orライブ盤、もしくは大御所バンド(King CrimsonとかYesとかそのへん)のライブ盤やライブ映像YouTubeで見るのがいいと思う。

まず初めに70年代スタジオ盤を聞くのはやめた方がいい。スタジオ盤ならなるべく最近の、どんなに古くとも1990年代以降に出た作品を聞いた方がいい。

ライブ盤はバキバキでも、スタジオ盤だと70年代周辺はどれもこれもやたら音が弱く聞こえる@のだ。これは音作りの古さや現代との方向性の違いからくる@。一番はドラム70年代や物によっては80年代プログレドラム現代感覚からすると迫力が弱いかまり耳なじみの無いプロダクションがされている@。次点ギターの歪み@。

無論何の問題もない作品も多いがそれを見分けるのは難しい。

もしSpotifyユーザーならばそこそこ近年の作品をある程度網羅的に取り上げているNeo Progressive Rockというプレイリストをおススメする。400曲くらいあるのを見てげんなりするかもしれないが、別に全部聞く必要は1ミリもないのでとりあえずこれをシャッフル再生して適当ザッピングして気に入った物を探すと良いかもしれない。

 

なんか文章のノリがキモい

善処いたしますが、ご希望に添えない場合はご容赦ください。

 

そも、若者増田なんて見ないのでは

そうかもですね

  • 👦「ねーこれキャンプ場にひとりできてるおねーちゃんに話しかけにいくおじさんだよね」

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん