2024-11-16

ロシアプーチン政権西側メディアが報じる支持率実態と異なるのか?

ウラジーミル・プーチン大統領支持率は、ロシア国内外で異なる見解を生む主要な論点の一つ。

特にウクライナ侵攻以降、西側諸国ロシア国内メディア提示する支持率は大きく乖離している。

西側メディアが報じる低い支持率

西側報道では、プーチン大統領支持率は主に都市部や若年層で急落しているとしている。

ウクライナ侵攻の長期化、経済制裁による物価上昇、国際的孤立感などが国民の不満を高めているという(ダメージはあるが、西側が報じるほど深刻ではなく、国際的にもあまり孤立してないのだが)

特に西側メディアロシアから徴兵を恐れて逃亡した若者逮捕を恐れて亡命してきた知識層の声を強調し、

プーチン政権に対する国内での支持が「崩壊しつつある」と描写することが多い。

逃げてきたロシア人たちの情報をもとに、プーチン支持率10%~30%とすることも少なくない。

ロシア国内メディアが報じる高い支持率

一方、ロシア国内メディア調査機関は、プーチン大統領支持率を70〜80%以上としており、依然として圧倒的な支持を受けていると主張している。

ロシア国営テレビなどでは、ウクライナ戦争を「特別軍事作戦」として位置づけ、プーチン大統領を「ロシア主権を守る英雄」として描写している

多くの国民にとって、このようなメッセージ愛国心喚起し、支持率を押し上げる要因となっていると考えられている。

【両極化するプロパガンダ

プーチン政権支持率を巡る数字は、西側諸国ロシア政府それぞれのプロパガンダ戦略の一環として利用されている可能性が高い。

西側ロシアに対するネガティブイメージを植え付けるため、支持率が低いというイメージを強調している

一方で、ロシア政府は国内外に「安定したリーダーシップ」を示すため、支持率を高く見せることに注力している。

【実際の支持率はどうか】

世界的に見ても「外敵」を作って政権の支持が安定することは少なくないため、実際にはロシアメディア報道に近い支持率はあると考えられるが、

しっかりロシア国民調査した調査存在しないため、実際の支持率不明と言わざるを得ない。

プーチン政権支持率を巡る議論は、情報戦の重要な要素である

西側メディアロシア国内メディア報道は、それぞれの政治的意図が強く反映されており、いずれもそのまま鵜呑みにすることは危険だ。

特にウクライナ戦争のような両勢力覇権争いの場合情報が偏りやすいので、そのまま鵜呑みにすることなく、冷静になって物事判断することが求められる

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