精神保健福祉分野でのピアサポート先進国とされるイタリアとのオンラインでの交流事業が11月23日、仙台市内で開かれた。仙台市精神保健福祉団体連絡協議会の主催。 イタリア・ボローニャの前保健局長だった精神科医のイヴォンヌ・ドネガーニさんは日本のピアサポート事情を聞いた上で「日本は全く新しい文化を取り入れようとしている。時間がかかるかもしれないが、エネルギーをなくさないでほしい」と激励した。 交流事業には、仙台市内で活動する精神保健福祉分野のピアサポーターやその支援者ら約30人が参加。同市のピアサポーター養成講座修了者の働く場をどう広げるかが主題となった。 ピアサポートの明確な定義はないが、障害者が同じような障害のある人を支えること。 相川章子・聖学院大教授によると、2000年以降、ピアサポーターなどと呼ばれて障害福祉サービス事業所で働く人が増えた。 サービス利用者にとってのロールモデルになるな