タグ

ジブリに関するAKIYOSHIのブックマーク (101)

  • 封切り前のジブリ映画を生徒に観せた学園理事長の話。

    式典と嫉妬 三十年以上前の話になる。記憶は曖昧だ。もう昨日のことも曖昧なおれの脳みそには断片しか残っていない。 学校の、式典のことだった。なんの式典だろう? おれは中高一貫校の出だ。中学校の卒業式かもしれない、高校の卒業式かもしれない。おれにはよくわからない。 よくわからないが、鮮明に覚えているシーンがある。おれとけっこう気の合った、仲のよかったやつが、証書の授与に行くところで、わざと転けたのだ。あからさまにわざと転けた。 それを理事長が「個性のある子もいました」というように褒めたのだ。おれはそれに嫉妬を覚えた。学校の理事長がわざと転けたふりをして、注目を浴びようとした生徒を褒めた。それだけのことなのに、なぜおれは嫉妬を覚えたのか。その理事長が、徳間康快という男だったからだ。 徳間康快という人間 おれがこのたび「徳間康快」という人間を思い出すきっかけになったのは、佐高信の『メディアの怪人徳

    封切り前のジブリ映画を生徒に観せた学園理事長の話。
  • 「うちは普通の新聞じゃなく、NYタイムズだよ?なんで明日、宮崎駿にインタビューできねぇの?」…すげぇな!! - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

    文化の交流や発展の話って面白いけど、映画小説漫画やアニメゲームなどのコンテンツビジネスが海外とやり取りする時の裏話って、どれもけっこうおもしろくて愛読しています。 それは知的財産にまつわるビジネスものでもあるし。 あと、映画だと字幕とか場面のカットとか、吹替の声優とか、権利の諸問題とかでお国柄がいろいろわかったり、というのもありますね。 最初に読んだのは周防正行の「shall we ダンス アメリカを行く」だったかな。 Shall weダンスアメリカを行く 作者:周防 正行太田出版Amazonハリウッド流儀を蹴散らし、契約至上主義ビジネスの罠をかいくぐり、米国アカデミー賞に異議を申し立て…悪戦苦闘の末に勝ちとった日映画初の全米大ヒット。米国に乗り込んだ監督の痛快ノンフィクション。 その後、そもそも世界中でコンテンツはサブスクなどによって均等に売れる時代になったし、たとえば日のプロ

    「うちは普通の新聞じゃなく、NYタイムズだよ?なんで明日、宮崎駿にインタビューできねぇの?」…すげぇな!! - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
  • スタジオジブリのアニメは、欧米による「日本の見方」を変えてきた | 敵ではなく、夢を見せる国としての日本

    犯罪率が低く、モノづくりによって成長を遂げた経済大国であり、いまは少子高齢化が止まらない国──世界は日に対してそんなイメージを抱えているだろう。 だが、世界の「日」に対する印象に大きく関わってきたのは結局、アニメや漫画などの「ファンタジー」なのかもしれない。なかでも80年代、スタジオジブリが欧米の若者に与えた影響について、英メディア「アンハード」が報じた。 日は「夢の工場」だった インターネットの登場以前、米国のティーンがアニメを見るには「違法な手段」に訴えるしかなかった。海賊版ビデオカセットはファンのあいだで、まるで「見るドラッグ」みたいに流通していたのだ。 新しいアニメの発見は、小さな啓示みたいだった。未知の国に一歩足を踏み入れたようだった。彼方の国である日について私が知っていたことといえば、祖父の語る戦争の話と、夕方のニュースで流れる暗い話に限られていた。 80年代は、日

    スタジオジブリのアニメは、欧米による「日本の見方」を変えてきた | 敵ではなく、夢を見せる国としての日本
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2024/01/17
    “日本テレビに株式を売却し、その子会社となることが決まった。40年近くに及ぶ独立体制の終焉だ。”徳間時代を独立と見做すかどうか、意見が分かれる。完全に徳間康快の庇護があった?
  • 英紙記者がスタジオジブリに乗り込んだ「本当にこれが最後の映画ですか?」 | 宮﨑アニメの時代は終わったのかもしれない…

    これまで何度も「引退宣言」をしてきた宮﨑駿。映画『君たちはどう生きるか』は、当に最後の宮﨑作品になるのだろうか? そこで英「ガーディアン」紙の記者がスタジオジブリを訪問。プロデューサーの鈴木敏夫や今回の作品でアニメーターを務めた田雄、そして息子の宮崎吾朗に気になるジブリのこれからを聞いた。 2016年7月、宮﨑駿が鈴木敏夫に近寄り、もう一映画を作りたいと言った。このとき、鈴木は気乗りしなかった。「『絶対ダメ。良くない思いつきです』と僕は言ったんです」。鈴木はこう振り返る。それには彼なりの理由があった。 「立派な監督が、もう一すごい映画が作れるんじゃないかと思いたち、失敗するのをいっぱい見てきましたから。彼が同じ轍を踏むのは見たくなかったんです」 そのうえ、宮﨑はすでに最後の映画を作ったことになっていた。その3年前、高く評価された『風立ちぬ』の公開に続いて、東京での満員の記者会を開い

    英紙記者がスタジオジブリに乗り込んだ「本当にこれが最後の映画ですか?」 | 宮﨑アニメの時代は終わったのかもしれない…
  • 山下明彦が語る『君たちはどう生きるか』- ロングインタビュー - fullfrontal.moe

    山下明彦が語る『君たちはどう生きるか』- ロングインタビュー by Matteo Watzky | Nov 24, 2023 | インタビュー | 0 comments この20年間のスタジオジブリの画風に最も影響を与えた一人のアニメーターは山下明彦かもしれない。最初は『千と千尋の神隠し』の一人の原画家でしたが、その後『ハウルの動く城』で作画監督となり、その後ジブリのほとんどの作品でアニメーターまたは作画監督を務めました。 当然のことながら、山下氏は宮崎監督の最新作『君たちはどう生きるか』の作画スタッフの一員です。同僚のアニメーターである井上俊之が話してくれたように、山下はこの映画の中心的なアニメーターで、最も多くのカットを担当していた。だからこそ、山下に伺うことに非常に興味がありました。彼は勤勉で才能のあるアーティストだけでなく、自分の芸術に対する愛情にも溢れています。 英語版: htt

    山下明彦が語る『君たちはどう生きるか』- ロングインタビュー - fullfrontal.moe
  • 「自分を継がせるつもりはハナからないんじゃないか」父・宮﨑駿の後継者になることを固辞、“引退説”については…宮崎吾朗が明かした“これからのジブリ”とは | 文春オンライン

    とにかくおもしろがって進めることを優先。それがジブリの精神でもあった ジブリパークであらかじめ計画されていた5つのエリアは、来春にすべてオープンの運びとなる。制作を統括する監督の立場として、この仕事の満足度はいかばかりか。 「僕のキャリアは公園をつくる仕事から始まったので、長い時間をかけてまた原点へ戻ってきた感はあります。当に自由にやらせてもらいました。ここはジブリの拠点がある東京からほどよく離れているので、すぐには細かいチェックや横槍が入ったりしません(笑)。その隙にこちらでどんどん進めてしまえという方針でやってきました。 ©杉山拓也/文藝春秋 ここはジブリパークなので、ジブリらしさを尊重しながらつくるのは大前提ですが、それ以外に細かい制約事項はありませんでした。現場で制作する身としては、とにかくおもしろがって進めました。それがジブリの精神に適うやり方でもあるので。ジブリはもともと宮﨑

    「自分を継がせるつもりはハナからないんじゃないか」父・宮﨑駿の後継者になることを固辞、“引退説”については…宮崎吾朗が明かした“これからのジブリ”とは | 文春オンライン
  • 宮﨑駿監督との真剣勝負 | 本田 雄 | 文藝春秋 電子版

    田 ある日、宮﨑さん人から、「こういうのをやるんです」「田さんは『エヴァンゲリオン』をやるそうですが、ぜひこっちをやってほしい」と言われた。それが最初でした。最初から答えを迫ってきているような感じでしたね(笑)。 宮﨑さんはどんな物語なのか、全く説明しないんです。「これは冒険活劇です」とだけ言われました。あまり説明をする人じゃないんです。「絵コンテを見て理解してください」という感じなんです。 君たちはどう生きるか ©スタジオジブリ 7月14日、宮﨑駿監督(82)の最新作『君たちはどう生きるか』が公開された。引退宣言をした前作『風立ちぬ』以来、10年ぶりの長編で、公開4日間で観客動員は135万人、興行収入は21億円を突破。これは『千と千尋の神隠し』を上回る初速だ。タイトルこそ吉野源三郎の児童向け小説の題名だが、内容はまるで異なる。同書を子供の頃に読んで感銘を受けたという宮﨑監督

    宮﨑駿監督との真剣勝負 | 本田 雄 | 文藝春秋 電子版
  • 「ジブリ」なぜ日テレ傘下に 1時間の会見で語られた問題とは 鈴木社長「ことごとく失敗に終わった」【会見詳報】:東京新聞デジタル

    テレビホールディングス(東京)の子会社化が決まったスタジオジブリ。鈴木敏夫社長を悩ませてきたのは、世界的な映画監督、宮崎駿氏の後継者だった。

    「ジブリ」なぜ日テレ傘下に 1時間の会見で語られた問題とは 鈴木社長「ことごとく失敗に終わった」【会見詳報】:東京新聞デジタル
  • 君たちはどう生きるか

    観ました。ネタバレを含む感想です。 総論宮崎駿による、創作、ということへのアンビバレントな感情の止揚と総括、反省、そしてそれらを踏まえた決定的な肯定。そしてその反省の過程において強烈な母性への信頼があり、その逆に父性への不信、諦観もある。総合的には、創作が持つ力を糧としつつも現実を生きよと訴えかける、そのような実直なメッセージが(議論を呼ぶいくつかの要素を含みつつ)込められた映画だと思った。 自らの営みの肯定これまでの宮崎アニメを彷彿とさせる表現が随所に登場する作だが、中でも塔の中のパラレルワールドにおいては、ナウシカ、もののけ姫、ハウル、崖の上のポニョなど枚挙に暇がないくらいの宮崎駿自身の過去作品のモチーフがいささか冗長とも思える尺を使って現れ続ける。この世界を創造した(している)とされる“大叔父”の語る葛藤は、そのまま宮崎駿の葛藤と読み替えて問題ないだろう。“大叔父”は、もう自分には

  • 宮崎駿の引退説をジブリ幹部が否定 すでに次回作を構想中だと明かす

    スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』は、宮崎駿の最後の作品になると長い間噂されてきたが、それは事実とは異なるようだ。 『君たちはどう生きるか』(英題:『The Boy and the Heron』)の上映が行われたトロント国際映画祭にて、スタジオジブリ広報・学芸担当スーパーバイザーの西岡純一はCBC Newsに対し、82歳の宮崎は現在もたくさんのアイディアを持っており、毎日出社していると明かした。 これが引退作になるのか、と問われた西岡は「世間ではそういう噂もありますけれども、人は全然そう思っていなくて、今も次のアニメーションの構想をもう考えているんですよ」と返答。「だから、毎日、今も会社に来て、“次のアニメーションをどうしようか”ということを言っていますから、今回は引退宣言はしません」と語った。 "次のアニメーションの構想をもう考えているんですよ。毎日、今も会社に来て“次のアニ

    宮崎駿の引退説をジブリ幹部が否定 すでに次回作を構想中だと明かす
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2023/09/09
    もう引退するなんて言わないよ絶対〜。
  • 新海誠監督が『君たちはどう生きるか』を語る | スタジオジブリ 非公式ファンサイト【ジブリのせかい】 宮崎駿・高畑勲の最新情報

    新海誠監督が、8月30日にX(旧Twitter)にてスペースを行い、『君たちはどう生きるか』の感想を話しました。 映画の内容には触れていませんが、今回の宣伝しないという公開方針について、新海監督ならではの視点から語られています。 『君たちはどう生きるか』のお話の部分だけ文字に起こしました。 東宝の映像事業部・宣伝プロデューサーの弭間さんと、新海監督の対談となります。 自分が作っているものを、否が応でもふり返らなきゃいけない 新海: 他のアニメーション映画の話をする機会っていうのは、あまりないし。全部自分に跳ね返ってきてしまうので、「じゃあ、おまえの映画はどうなんだ」っていうことになるので、基的にはあまりお話してないんですけど。 『君たちはどう生きるか』は、ぼくは初日に観てまいりました。弭間さんも初日に観たって言ってましたよね? 弭間: 我々も配給会社として、(事前に)観て仕事しないといけ

    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2023/09/06
    新海誠のスペースってこんなに面白いんだ。こうやってオフィシャルに記録に残したほうが良いことも言ってるんじゃないか。もったいない。
  • 宮崎駿監督の全てを込めた映画『君たちはどう生きるか』(ネタバレあり注意)|五味洋子

    (宮崎駿監督の今作の苗字の表記は宮﨑で「﨑」は「たつさき」。環境依存文字で表示されない場合があるので、便宜上従来の文字で記す。) 監督・宮崎駿にとって前作『風立ちぬ』以来10年ぶりの長編映画という。そんなに経ったかと驚きつつ、以前にも増して宮崎駿らしさ全開の映画をわくわくと楽しんだ。 物語の舞台は戦時中の日。主人公は11歳の少年・牧眞人(まき・まひと)。夜空に響き渡るサイレンが不穏を告げ、一気に物語に引き込まれる。火災で病院が燃え、眞人は入院中の母を喪う。作中年度からみて空襲ではないが、空襲を思わせる緊迫感があり、前作『風立ちぬ』との連続性が伺われる。火事か空襲か年代から考えないと解らないくらい、この映画は観客に理解させようとはしない。説明抜きでも解る人間でなければついていけない。鑑賞後の観客の評価が賛否に大きく分かれたのはそういう訳だ。 これまでの宮崎映画は画面に虹が出れば登場人物が「

    宮崎駿監督の全てを込めた映画『君たちはどう生きるか』(ネタバレあり注意)|五味洋子
  • 仏紙が追った『君たちはどう生きるか』公開までの10年間 | 巨匠 宮﨑駿の引退宣言から復活まで

    2023年7月14日に封切られた、スタジオジブリの最新作『君たちはどう生きるか』。2023年末には北米での公開も決まっているが、この作品をどこよりも心待ちにしているのは、公開日未定のフランスかもしれない。日での公開直前に仏紙「リベラシオン」は2ページにわたる長文記事を掲載。2013年の「引退宣言」から今作公開までの、宮﨑駿と鈴木敏夫、スタジオジブリの10年間を追った。 君たちはどう生きるか──。日アニメ界の巨匠、宮﨑駿の12作目となる最新作のタイトルである。日での公開日は7月14日。大御所から若い世代への最後のメッセージとでもいうべきものなのだろうか。 「長編映画としては、おそらく宮﨑駿の最後の作品になるのではないか」。スタジオジブリの伝説的プロデューサー、鈴木敏夫は近刊の『スタジオジブリ物語』(集英社)でそんなことを語っていた。 『君たちはどう生きるか』は、もともと1937年に出版

    仏紙が追った『君たちはどう生きるか』公開までの10年間 | 巨匠 宮﨑駿の引退宣言から復活まで
  • 『君たちはどう生きるか』あるいは「少年とサギ」レビュー 宮崎駿監督の創作の源流に触れることができる一作

    稿は映画『君たちはどう生きるか』のレビューです。物語の内容に触れる記述があるため、作品鑑賞後の閲覧をおすすめします。 “たとえば積み木の王国。積み木の王国という名称はすでになく、それらを作り上げていった幼いころの記憶は、あなたの中に、もうどこにもない。覚えていないし、わたしからこうやって聞いても、思い出せない。それはあなたの中の、想像が織りなす世界で、大切な外壁、支柱、外装などの一つとなって、他のことと複雑に折り重なり、編み込まれているから。それが、残像です。逆に言うと、あなたの想像の世界を支える大切なパーツになってしまったから、記憶は完全に消えたのです。形や姿を変えたのではなく、一部になったんです” 村上龍『MISSING 失われているもの』より。以下、稿の太字引用部分はすべて同作から。 映画が開幕しておよそ5分。たったそれだけの時間を観ただけで、これまで自分が書いてきた他のアニメ

    『君たちはどう生きるか』あるいは「少年とサギ」レビュー 宮崎駿監督の創作の源流に触れることができる一作
  • 宮崎駿最新作『君たちはどう生きるか』で高畑勲が描かれる?…その「驚きの理由」(倉田 雅弘) @moneygendai

    数多くの「異例」がある新作映画 来たる7月14日、ついに宮崎駿の最新監督作品『君たちはどう生きるか』が公開される。 事前の告知・宣伝は、タイトルとキービジュアルのみという宣伝手法が話題となっているが、こと宮崎駿監督作品ということにおいては、作には公開前の時点で異例な点が他にもある。 ひとつは宮崎駿がスケジュールに縛られることなく制作したことだ。 『風立ちぬ』からすれば10年ぶりの長編新作となる作だが、通常の劇場作品とは異なり、明確な完成時期、公開時期を設定せずに制作された。 完璧主義者のイメージが強い宮崎駿だが、スケジュール順守のために妥協することは珍しくなく、映画『風の谷のナウシカ』の際には公開に間に合わせるために、当初予定していた終盤の王蟲と巨神兵の格闘をシチュエーションごとカットしたという。 しかし鈴木敏夫プロデューサーは、さすがに年齢的に長編としては最後の作品になるであろう

    宮崎駿最新作『君たちはどう生きるか』で高畑勲が描かれる?…その「驚きの理由」(倉田 雅弘) @moneygendai
  • 「君たちはどう生きるか」司馬遼太郎の暗号(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル

    ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

    「君たちはどう生きるか」司馬遼太郎の暗号(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル
  • 宮崎駿の悲しみと問いかけ─『君たちはどう生きるか』|下西 風澄

    『君たちはどう生きるか』を観た。 しばらくしたら専門家が格的なレビューを書くのだと思うが、今の段階では簡単なレビューしか書かれていない。ちらりと見たレビュー記事が「ファンタジーへの回帰」を称賛するというもので、あまりにも素朴すぎると感じたので、僕も感想を書いてみたい。 一度見終わった直後に走り書きしているので、固有名や記憶違いがあるかもしれないが、その熱だけでも留めておきたい。 宮崎駿の自我空襲警報が高らかになり、燃え尽くす街を駆ける少年の映像。冒頭の1分ほどの映像を観たとき、僕はすでに感動した。この1分の間に、宮崎駿がこれまで描かなかった新しい表現があり、そこにこの映画全体のメッセージがあった。 宮崎駿はこれまで、幾度となく疾走する少年を描いてきた。誰もがコナン、ルパン、パズー、アシタカ、の走る姿を思い浮かべることができると思う。しかし、これらほとんどは走る少年の後ろや横からカメラが追

    宮崎駿の悲しみと問いかけ─『君たちはどう生きるか』|下西 風澄
  • 「君たちはどう生きるか」に込めた宮崎駿の暗号(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル

    「規格外のものがドバーン!と来るかと思ったら、意外やファンタジーとして型通りの『行きて帰りし物語』だったね」 「お、公開中の宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』の話ですね。不満そうだけど?」 「次から…

    「君たちはどう生きるか」に込めた宮崎駿の暗号(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル
  • 映画『君たちはどう生きるか』レビュー|Ryuichi Taniguchi

    【破滅へと向かう世界から少年は小さな平穏を願うか焼け跡からの再生を望むか】 宮崎駿監督の10年ぶりとなる長編アニメーション『君たちはどう生きるか』を観た。事前の予想通りに、全体の流れはやはりジョン・コナリーの児童文学『失われたものたちの』(創元推理文庫)を踏襲していた。母親を亡くした少年デイヴィッドが父親と共に再婚相手の屋敷を訪ね、そこで失踪した大叔父が残した書庫を見つける。そしてドイツ軍の飛行機の墜落に巻き込まれた中でデイヴィッドは異世界へと飛び、木こりに助けられ、ローランドという名の騎士に導かれながら大冒険を繰り広げる。 映画をすでに見終わったなら、なるほど『君たちはどう生きるか』のフォーマットに似通っていると思うだろう。異世界に行って最初に出会い助けられるのが、映画ではキリコという女性で児童文学では木こりという、アナグラムとも駄洒落ともつかない関係になっている。そこまでタネにする

    映画『君たちはどう生きるか』レビュー|Ryuichi Taniguchi
  • 『君たちはどう生きるか』【ネタバレ感想】宮崎監督は「自分の人生の扉を離すな」と言った。|渡辺由美子(アニメ文化ジャーナリスト)

    メタファーがすぎる!ww そんな映画に見えました。 『ラピュタ』も『トトロ』も『カリ城』も、ジブリ作品のモチーフがてんこ盛り。 キリコさんの船の足こぎ(カッコいい!)には、『もののけ姫』のタタラ場の足踏みを、サギ鳥が渾身の力で飛ぶ「ビィィン」と鳴くような羽ばたきからは『ラピュタ』で海賊兄弟が乗るフラップターを感じました。 まだ1回しか見ていないのですが、その時点での感想を書きます。 眞人くんは宮崎駿監督の心の中にいる少年。 直近の記事には「自分の理想だけではなく己の悪い面まで反映した」とありました。 眞人くんを煽り、だまし、違う世界(ジブリの城)に連れて行くのはアオサギ。私は「サギ鳥」と呼んでいますのでここではサギ鳥と書きます。 このいい“詐欺師”ぶりはきっとプロデューサーの鈴木敏夫さん! ……と思ったら、当にそうだったというのもニュース記事から知りました。 ■『アニメージュ』にいた私か

    『君たちはどう生きるか』【ネタバレ感想】宮崎監督は「自分の人生の扉を離すな」と言った。|渡辺由美子(アニメ文化ジャーナリスト)