火災が起きた英ロンドン西部の高層住宅「グレンフェル・タワー」。火災で焼けなかった低層階の外装材が見える(2017年6月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/NIKLAS HALLE'N 【6月27日 AFP】英ロンドン(London)西部の高層住宅「グレンフェル・タワー(Grenfell Tower)」で起きた大規模火災に関し、建物の外装材を供給していた米企業、アーコニック(Arconic)は26日、高層建築物への同じ外装材の販売を中止すると発表した。 この外装材は「レイノボンドPE(Reynobond PE)」。同社広報担当者はAFPに対し、「アーコニックは高層建築向けのレイノボンドPEの販売を全世界で中止する」と述べ、「グレンフェル・タワーの悲劇を受けて生じた問題」が販売中止の理由だと説明。低層建築物向けの販売は続けるとしている。 6月14日に発生した火災では、24階建てのグレンフェル