広域イーサネット・サービス向けに大型のLANスイッチが搭載し始めた技術。広域イーサネット・サービスとは,離れた拠点間で,イーサネットのMACフレームをそのままやりとりできる通信サービスのことである。 この広域イーサネット・サービスでは従来,標準のバーチャルLAN(VLAN)技術を拡張した「拡張VLAN」という技術を使ってサービスを実現するのが一般的だった。ただし,拡張VLANを使う広域イーサネットには問題が二つある。 一つは,網内のLANスイッチの負荷が増大してしまうことだ。拡張VLANを使う広域イーサネットのバックボーンを支えるLANスイッチは,ネットワークにつなぎこまれた拠点にある端末同士が相互に通信できるように,すべての端末のMACアドレスをアドレス・テーブルに記載しておく必要がある。そのため,ユーザー企業が増えて端末数が多くなると,それだけアドレスの学習と検索における負荷が高くなっ
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