約17万8千点の資料を抱える県立歴史民俗資料館(南国市岡豊町)の収蔵スペースが不足している。館内の収蔵庫は満杯状態で、収容しきれない一部の資料は廃校舎で保管しているのが実情だ。これを受け県は同館を対象にした検討組織をこのほど立ち上げた。資料保管に必要なスペースなどを調査した上で、収蔵庫新設や資料の処分基準策定を含めた対策を協議する。 …
約17万8千点の資料を抱える県立歴史民俗資料館(南国市岡豊町)の収蔵スペースが不足している。館内の収蔵庫は満杯状態で、収容しきれない一部の資料は廃校舎で保管しているのが実情だ。これを受け県は同館を対象にした検討組織をこのほど立ち上げた。資料保管に必要なスペースなどを調査した上で、収蔵庫新設や資料の処分基準策定を含めた対策を協議する。 …
「知の巨人」と称されたジャーナリスト故・立花隆さんの取材資料の行き先が不透明になっている。4月に茨城県のテーマパークへの寄託が報じられたが、故人が遺志を明示していなかったため、相続人が判断しかねているという。「段ボール100箱分」とされる資料が廃棄されてしまえば、後進の研究者やジャーナリストの損失は計り知れず、交流のあった関係者は危機感を募らせる。(西田直晃) 都心から車で1時間半。茨城県筑西市の「ザ・ヒロサワ・シティ」の一室に、「ロッキード」と走り書きされたスクラップブック、「共産」と記された段ボール箱が積み上がっている。立花さんが残した取材資料の一部だ。「ネコビル」と呼ばれた都内の事務所から6月、運び込まれた。民法上の「寄託」の位置付けで、立花さん側に代わって保管する前提だった。 「彼は日本政治を変えた男だし、何より茨城から世に出た。全資料を保管し、いずれは公開したい」とシティを運営す
30日に解散する公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(事務所=東京都新宿区西新宿2丁目、会長=橋本聖子参院議員、事務総長=武藤敏郎・元財務事務次官)の公式ウェブサイトについて、国立国会図書館の「インターネット資料収集保存事業(WARP)(注1) 」による公開が年明けからストップしている。組織委のサイトはきょう6月30日午後6時に閉鎖されるが、関係者間の話がつかず、その最後の姿の収集・保存も不可能な状況となっているという。国立国会図書館法の規定に基づき同図書館は国や自治体など公的機関のウェブサイトを許諾なしで保存・公開する権限を持つが、組織委は民間団体の扱いでその対象外。組織委は取材に対し、大会の「レガシー」(遺産)を国内に残していくため、過去のウェブサイトを含む「アーカイブ資産」を国内関係者に引き継ぐべく、現在、国際オリンピック委員会(IOC)など関係者間で「調整
東日本大震災の教訓を次の世代に伝えるため当時の資料や映像を集めてインターネット上で公開するデジタルアーカイブで、閉鎖や閉鎖を決めたものが相次いでいることが分かりました。専門家は震災の実態を伝えるデータが散逸するおそれがあるとして「防災の新たな知見に役立つ可能性がある資料を、どう残していくか議論が必要だ」と指摘しています。 東日本大震災に関連するデジタルアーカイブの取り組みをめぐっては、政府の復興構想会議が震災直後の2011年5月に「大震災の記録を永遠に残して科学的に分析し、教訓を次世代に伝える」ことを復興の原則に掲げました。 自治体や民間団体、企業などが被害や復旧・復興に関連する資料などを公開し、現在、確認できるだけでも40以上に上っています。 ところが、これまでに少なくとも3つが閉鎖したほか、今月末には日本赤十字社が東日本大震災と原発事故での活動記録や救護班員の手記、写真や動画などおよそ
岡本真 原則 #saveMLAK & @LRGjp PRのみに使用 @arg #saveMLAK 都道府県立図書館の施設再開と資料の消毒問題#01。某筋からご相談があったので自分なりの考えをまとめました。なお、あくまで一つの考え方ですので、スタンダードと受け止めないでください。岡本個人の考えです。 岡本真 原則 #saveMLAK & @LRGjp PRのみに使用 @arg #saveMLAK 都道府県立図書館の施設再開と資料の消毒問題#02。まずは @chebsat さんの公共図書館を使う人と公共図書館で働く人のウイルス感染症対策をライブラリアンなりに考えてみた slideshare.net/satomikojima75… を参考にしましょう。ただし、作成者による注意喚起には十分に配慮を。 岡本真 原則 #saveMLAK & @LRGjp PRのみに使用 @arg #saveMLAK
台風19号で浸水被害に遭った福島県伊達市梁川町の町史編纂(へんさん)室で6日、被災した収蔵資料などの乾燥作業が始まった。 同施設は、台風の河川氾濫による浸水で建物とプレハブ、2階建ての土蔵の計4棟が水に漬かり、古文書や写真などの歴史資料のほか古い民具などが被災した。市によると、歴史資料だけで少なくとも2千点が水没したとみられるという。 乾燥作業は市や県の職員のほか、専門家などが応援に入り古文書を仕分け洗浄し、乾燥作業を行っている。仕分け作業に携わる福島大の阿部浩一教授は、被災した古文書などは「地域の歴史や文化を知る上で重要な資料」としており、「丁寧に処理すれば復元できる。個人宅の古文書も捨てずに教育委員会などに相談してほしい」と適切な管理を訴える。
弁護士 数藤雅彦 先日、あるネットニュースが話題になりました。 「貴重な郷土資料が「封印」も VHS、各地の図書館で閲覧終了...ダビングも壁高く」 (J-CASTニュース2019年9月21日付) 大阪市立図書館で、ビデオテープの規格「VHS」で記録された貴重な郷土資料などについて、DVDなどへの媒体変換の見通しが立っていないというニュースです。 私も大阪出身で、大阪市立図書館にはよく通ってましたので、地元の図書館に関するニュースはとても気になります。 ただ、それ以上に気になるのは、このニュースで「文化庁の著作権課の担当者」が示した著作権法の解釈です。 少し長くなりますが、上記のニュースから必要な部分を引用しましょう(下線は筆者)。 インターネット上では、DVDやBDなどのデジタル媒体にVHSの映像を複製して来館者が視聴できるようにすればよいのではないかという指摘もあがった。著作物の複製は
2017年12月21日、国立国会図書館(NDL)は、第28回保存フォーラムを開催します。 虫菌害の発生を抑えるための総合的有害生物管理(Integrated Pest Management:IPM)の実践に関する理解を深めるため、「図書館資料を守るIPMの実践」をテーマとして開催します。 東京文化財研究所保存科学研究センター長の佐野千絵氏による講演「図書館における虫菌害対策―最近の動向―」(仮題)の後、九州大学附属図書館・埼玉県立図書館・NDLの事例報告を行います。 定員は300人(先着順)で、定員に達した時点で受付を終了します。 第28回保存フォーラム(NDL) http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/preservationforum28.html http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/forum28.pdf ※2つ
NDL,2016年度電子情報の長期保存に関する調査報告書を公開 国立国会図書館(NDL)は,2017年5月,ウェブサイトにて『恒久的保存基盤の構築に向けた技術調査報告書』を公開した。 昨今の国内の政策動向として,現在はもちろん,未来の利用者が意思決定や価値の創造に活用できるような「深化型知識インフラ」実現への提言や「ナショナルアーカイブ」の構築に向けた取組の推進がある。それらを踏まえ,NDLは2016年度から,国内関係機関とも連携しつつ,電子情報の恒久的なアクセスを保証する「恒久的保存基盤」の構築に向けた,電子情報の長期利用保証に関する調査研究を行っている。2016年度は,恒久的保存基盤の構築に必要と想定される技術要素について,海外の研究動向を中心に文献調査を行い,報告書をとりまとめた。以下では,報告書の概要を紹介する。 ●恒久的保存基盤について 電子情報の長期利用を保証するためのシステム
2017年4月28日、国立国会図書館は、「国立国会図書館資料デジタル化の手引」の2017年版を公開しました。 「国立国会図書館資料デジタル化の手引」は、国立国会図書館の所蔵資料をデジタル化する際の仕様を共通化して技術を共有することによって、データ品質の確保及びデジタル化作業の効率化に資することを目的として作成したものです。 2017年版では、2011年版の内容を引き継ぎつつ、その後のデジタル化作業の実績及び国内外の技術の変化を踏まえて内容を一部更新しました。 新着情報(国立国会図書館) http://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html ※「2017年4月28日 国立国会図書館資料デジタル化の手引2017年版を掲載」とあります。 国立国会図書館資料デジタル化の手引(国立国会図書館) http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/digitiza
2017年4月19日、熊本県が、熊本地震デジタルアーカイブを公開したと発表しています。 平成28年熊本地震に関する写真や映像、その他文書資料を収集・デジタル化して公開しています。 熊本地震の記憶の風化を防ぐとともに国内外における防災・減災対策に資することを開設の目的としています。 お知らせ(熊本地震デジタルアーカイブ) http://www.kumamoto-archive.jp/notices/ ※「本日(平成29年4月19日)より本ウェブサイトを公開しました。」とあります。 熊本地震デジタルアーカイブ http://www.kumamoto-archive.jp/ 参考: 熊本県、「熊本地震デジタルアーカイブ事業」を開始へ Posted 2016年9月12日 http://current.ndl.go.jp/node/32516 国立国会図書館インターネット資料収集保存事業、2017年
2017年4月13日、東京都立図書館が、資料防災DVD「被災・水濡れ資料の救済マニュアル」を作成したと発表しています。 2013年度に作成し、同館ウェブサイトで公開した「資料防災マニュアル」の内容のエッセンスを分かりやすく動画(約17分)にしたものです。 作成されたDVDは、全国の図書館や関係者・機関に配布するほか、今後、YouTubeでも配信する予定とのことです。 Facebook(東京都立図書館,2017/4/13 https://www.facebook.com/tmlibrary/photos/a.368880153126810.106071.327010277313798/1617580424923437/?type=3&theater 資料防災マニュアル(東京都立図書館) http://www.library.metro.tokyo.jp/about_us/syusyu_hoz
コーヒーを飲みながら本を読んでいたら、うっかりこぼしてしまった――。テーブルに本を置きっぱなしにして食事をしていたら、醤油がついてしまった――。そんな経験、一度はありますよね。 コーヒー好きな筆者も、コーヒーを飲みながら本を読んでいたら、「あっ!……。」 事も有ろうに職場の本にコーヒーをこぼしてしまいました。なんとかキレイにならないかと、本のシミ抜き方法を調べ試したところ、みごと綺麗になったので、みなさんにもその方法をご紹介させていただきます。ただし、紙質や経過時間などによって、効果に差が出るかと思いますので、試す場合は自己責任でお願いします! まるでなかったかのような白さ!本の染み抜き法 こぼしてしまった直後の写真です。こんな感じにこぼしてしまう事、ありますよね。 今回のシミ抜きでは、ごく身近なものを使って試してみました。ちなみに本は新書です。 必要なもの ・キッチン用漂白剤 ・ティッシ
千葉県が作成・保存する公文書を収集する県文書館が昨年、戦没者名簿や遺族台帳など第二次世界大戦の関係文書約500冊を廃棄していたことが学術団体などの調べで分かった。県は「『不要』と言い切れないものもあった」と落ち度を認めている。1952年度までに作成・取得した公文書を「歴史公文書」として文書館で保管するよう定める県の内規にも違反する運用だったという。 県文書館は2016年3月までの1年間に所蔵公文書1万177冊を廃棄した。歴史的文書や記録の保存・活用などについて研究する「日本アーカイブズ学会」などが県に確認したところ、この中には戦没者遺族台帳、復員者名簿、県内から旧満州(現中国東北部)への移民団名簿などが含まれていた。
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