三重県熊野市の海水浴場で昨年7月、県が事務局を務める若手農業従事者団体の親睦(しんぼく)会で、バーベキュー中に2人がやけどを負う事故があり、熊野署は24日、炭火にウオツカを注いで燃え上がらせたとして、重過失傷害の疑いで三重県熊野農林商工環境事務所の男性課長(44)=同市木本町=を書類送検した。 課長は任意の調べに「場が盛り上がると思った」と話したという。 調べでは、課長は昨年7月28日夜、熊野市新鹿町の海水浴場で「紀州地区農村青少年クラブ」主催の親睦会の一環として行われたバーベキューに参加。火が弱くなったため、アルコール96度のウオツカを炭火に注ぎ、火を燃え上がらせて、そばに座っていた鈴鹿市の農業男性(24)の顔に重いやけど、別の男性(24)の首に軽いやけどを負わせた疑い。