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アイドルと批評に関するTZKのブックマーク (5)

  • 「スクールカースト」とか言うヤツ大体帰宅部(我々はアイドルをどのようにPart.9) - kenzee観光第二レジャービル

    司会者「一回、前回までの流れをまとめましょうか。かなりこのシリーズも読者が増えてきたみたいなんで。まず、アイドルとは日の明治以来の近代化政策の進展と不可分である、と。近代化の過程で学制が登場した。ここで子供たちははじめて農村や共同体から切り離され、子供だけの期間を与えられることとなった。ここで西洋型の音楽教育を受けたりするわけだが。だが、明治期の学制とはつまるところ富国強兵政策の一環でしかない。忠実な兵士や工場労働者を育成するための機関に過ぎなかった。だが、戦後、教育は富国強兵政策とは切り離された。国際競争力を身につけるため的なボンヤリした目的は残ったが一次産業から二次産業、そして三次産業へと産業構造が変化するなかで学生の期間はドンドン延長された。60年代まではギリギリ集団就職などで、義務教育から二次産業への就労がスムースに行われたが70年代以降、半数以上の子供が高校へ進学するようになる

    「スクールカースト」とか言うヤツ大体帰宅部(我々はアイドルをどのようにPart.9) - kenzee観光第二レジャービル
  • 柄谷の「児童の発見」は「アイドルの発見」だった(我々はアイドルをどのようにPart.8) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「最近、2冊のを読んだ」 kenzee「吉田豪のは40歳前後でサブカルの人々はになると言われるが、いかに克服したかのインタビュー集、そしてECDのは、2002年から2010年にかけてECDがいろんな雑誌とかに書いた音楽関係のコラムやエッセイ、短編小説を集めたものだ。奥付をみると2011年3月22日。まともに3.11とカブってしまい、ほとんど話題にならなかっただろう1冊。で、この2冊を続けて読んで考え込んでしまった。つまり私も38歳でサブカル方面の人なので心配になったのだ」 司会者「吉田豪のにでてくる人々も「まさか自分がになるとは、神経症とかになるとは思ってもみなかった」と言ってますね」 kenzee「で、まさにオレ自身、他人事だと思って読んでいたのだが、こんなノホホーンとしてる襲われるのがというヤツのようなのだ。最近こういうことを考える。11年前。2001年。オレ

    柄谷の「児童の発見」は「アイドルの発見」だった(我々はアイドルをどのようにPart.8) - kenzee観光第二レジャービル
  • 民謡の国を軍歌の国が侵略したのでござる(我々はアイドルをどのように消費したかPart.6) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「今、激売れ中の新書「AKB48白熱論争」(小林よしのり・中森明夫・宇野常寛・濱野智史著・幻冬舎新書)を読んだ。とにかくAKB48とはスゴイグループで音楽業界や芸能界どころか日社会の未来すら変える勢いだ、という一冊」 司会者「ネタのトンデモかと思ったら意外とマジメな内容でビックリ」 kenzee「ボクも基線として「あの子たち、ブサイクなのに売れてるアイドル集団ってだけでいろいろネットとかでボコられてかわいそう、AKB商法も含め、健全な興業といえるのか?」みたいなとこを落としどころにしようと思ってたんですよ。この話。でも、一冊読んだらキャツラに洗脳されてしまいまして」 司会者「キミ、意外とすぐ洗脳されるよね。矢沢の「成り上がり」レベルでも」 kenzee「ウン、三代目魚武濱田成夫とかでも洗脳されるヨ! で、こんな理論家の集団で諭されたらもしかしてAKBってスゴイのかも、と思

    民謡の国を軍歌の国が侵略したのでござる(我々はアイドルをどのように消費したかPart.6) - kenzee観光第二レジャービル
  • ボクはエロ歌詞のほうが好き。軍歌キライ(我々はアイドルをどのように消費したかPart.7) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「さて、若い女性歌手の歌う歌詞が近代化したターニングポイント、1985~1986年とはどういう年だったか。音楽関係でいけばまず、秋元さんの手がけたとんねるず「一気!」のヒットで「イッキ」が流行語となった。と同時に86年には岡田有希子の飛び降り自殺という悲劇もあった。85年は日航機墜落事故もあった。ファミコンソフト、「スーパーマリオブラザーズ」の大ヒットもこの年だ。だが、もっとも重要だったのはバブル経済の引き金になったといわれるプラザ合意が行われたのがこの85年である。80年代前半のいわゆる「レーガノミックス」は高金利・ドル高政策と過剰消費によりアメリカの貿易赤字を拡大していた。そこで、85年9月、先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議、通称G5がニューヨークのプラザホテルで開催され、財務長官ベーカーはアメリカのドル高を是正するための協調介入を求めた。これがプラザ合意である。この後の日

    ボクはエロ歌詞のほうが好き。軍歌キライ(我々はアイドルをどのように消費したかPart.7) - kenzee観光第二レジャービル
  • アイドルは近代的自我の夢を見るか?(我々はアイドルをどのように消費したかPart.2) - kenzee観光第二レジャービル

    kenzee「前回の続き。キャラクター表現と生身の人間の間でパフォーマンスする側も受容する側も最適な距離を未だ測れず、結果、アイドルを不幸に陥れているのではないか問題。キャラクター表現とは1970年代後半に新井素子の「アニメを写生するような文体」「まんが・アニメ的リアリズム」や大林宣彦「HOUSE」のメディアミックス表現によって登場した。この時からサブカルチャーは「自然主義的リアリズム」の外にあるリアリズムを模索しはじめた。同時期に音楽表現において「まんが的」キャラクターが登場し、商業的成功を収めた。誰あろうピンク・レディーだ」 司会者「(kenzeeってネタがまとまってる時はドヤ顔文体で進行するんだよなあ。前々回ぐらいまでのグダグダはなんだったんだ、ていう)」 kenzee「ていう! ていう不快! で、ピンク・レディーはイチイチ説明しなくてもキャラクター表現なのですが、便利なから引用す

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