業界の程よく中心から距離のある関係者視点で、電子書籍を取り巻く日本の事情について書いてみます。 ここ数日話題になってる「全部電子書籍でだせっていってんだろ」「くそ業界滅びろよ」っていう読者の声と、それに対する業界のいいわけじみたコメントに対するメモですね。 スタンスとしては、業界側の視点ではあるんですが、業界を擁護するつもりはありません。すべての業界や消費物と同じように、必要とされなければ声を荒げなくても滅びると思っているので(そして出版業界が斜陽であるのはもう周知の事実ですので)、ことさら擁護の必要もなければ罵声を浴びせる必要もない、というのが個人的な気持ちです。 読者側にも業界側にも各論はそれぞれあるとおもうのですが、今回述べたいのは、総論として「日本の出版業界は、日本の書籍市場に過剰適応してしまった」という点です。 この場合「日本の書籍市場」っていうのは、取次ぎのシステムであるとか、
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前回のMedia Visionに比べると小粒(?)ではあるが、サウンドカード、およびサウンドチップのベンダーは他にもいくつかある。今回はこれらをまとめて紹介したい。 サンプリングサウンドカードの先駆者 Advanced Gravis Computer Technology Advanced Gravis Computer Technologyは1982年にカナダのブリディッシュコロンビア州で創業されたPC向け周辺機器のベンダーであり、当初はGravis Computer Peripherals Incという名前であった。その後、International and Abaton Resources Ltd.と合併してAdvanced Gravis Computer Technologyに改称される。 同社の主力製品は1991年に投入したPCゲームパッドで、一時はこのゲームパッドで世界No.1
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